ZIPANG-7 TOKIO 2020 広島市~平和の灯~日本と世界のより良い未来のため、「G7広島サミット」の成功を❣


平和の灯とは

広島市の平和記念公園内にあり、東京大学教授(当時)丹下健三氏が設計したものです。


台座は、手首を合わせ、手のひらを大空にひろげた形を表現しており、水を求めてやまなかった犠牲者を慰め、核兵器廃絶と世界恒久平和への願いをこめています。

この火は、昭和39年(1964年)8月1日に点火されて以来ずっと燃え続けており、「核兵器が地球上から姿を消す日まで燃やし続けよう」という反核悲願の象徴となっています。

各種行事において平和のシンボルとして採火されています。


背景に見えるのが同氏設計による広島平和記念資料館です。



広島平和記念資料館は、原子爆弾による被害の実相を世界中の人々に伝え、ヒロシマの心である核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に寄与することを目的に、昭和30年(1955年)に開館しました。



平和への取組の背景と基本的な考え方


1 広島市の復興 ―広島平和記念都市建設法―

原爆により壊滅した広島市の復興を促進するため、憲法第95条に基づく特別法として、広島平和記念都市建設法が昭和24年(1949年)8月6日に公布・施行されました。


同法は、「恒久の平和を誠実に実現しようとする理想の象徴として、広島市を平和記念都市として建設することを目的とする。」(第1条)と、広島市の都市建設の理念を掲げています。


この法律ができたことにより、広島市を世界平和のシンボルとして、国をあげて建設することが位置付けられました。


そして、広島市の都市づくりの方向性の決定、国からの援助の増大など、広島の復興や都市づくりに大きな役割を果たしました。


2 「世界に輝く平和のまち」の実現に向けて

77年前、広島市は原子爆弾によって壊滅的な打撃を受け、多くの人命と街が失われました。辛うじて生き残った人々は悲しみを乗り越え、75年間草木も生えぬと言われた廃墟の中から、たゆまぬ努力により、また、国内外からの温かい援助も受けて、めざましい復興を遂げました。


広島市は、「平和の象徴」、「希望の象徴」として、世界の人々から認められています。それは、被爆地ヒロシマとしての高い知名度だけでなく、世界の人々が、廃墟からの復興を評価し、核兵器廃絶と世界恒久平和を希求し続けている都市であることを知っていることに他なりません。


人類史上最初の被爆都市である広島市は、平和を願い、平和都市の建設を進めてきた先人の努力をしっかりと受け継ぎ、ヒロシマの願いである核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を目指す「まち」であり続けなければなりません。


そのためには、市民一人一人が被爆者自身の被爆体験や平和への思いを引き継ぎ、共有し、その思いを世界に広げ、各国の為政者が共感するようにしていく必要があります。



総理メッセージ

日本と世界のより良い未来のため、G7広島サミットの成功を。


本年、令和5年は、わが国が年間を通じて、G7議長国を務めます。北は札幌から、南は宮崎まで、一年を通じ、全国各地で10を超える閣僚会合が開催され、各国から政府関係者やメディアの皆さんなど多くの人たちが日本を訪れます。


そして、5月19日から21日には、私の地元、広島で、G7サミットが開催されます。広島は、緑豊かな中国山地と、静かで波平らかな瀬戸内海に囲まれた美しい街です。


私自身、G7各国のリーダーを広島の地でお迎えできることを楽しみにしていますが、世界の注目が集まる本年を通じて、日本各地が織りなす景色や伝統文化、食、そして最先端の技術まで、わが国の魅力を世界に向けて発信する機会が到来します。


今日国際社会は、コロナ禍に見舞われ、また、国際秩序を根幹から揺るがすロシアによるウクライナ侵略に直面し、歴史的な転換期を迎えつつあります。


力による一方的な現状変更の試みや核兵器による威嚇、その使用を断固として拒否し、法の支配に基づく国際秩序を守り抜く。———G7議長として、議論を牽引し、こうしたG7の強い意志を、歴史に残る重みを持って、力強く世界に示したいと考えています。


エネルギー・食料安全保障を含む世界経済、ウクライナやインド太平洋を含む地域情勢、核軍縮・不拡散、経済安全保障、また、気候変動、保健、開発といった地球規模の課題など、国際社会が直面する課題は山積しています。


G7の首脳が胸襟を開いて議論を深め、未来に向けてのアイディアとプランを明確に提示するよう、議長国として主導していきます。


また、G7議長年は、次世代の若者たちや、そのまた次の世代の子供たちが、世界の課題に目を向け、行動する貴重なきっかけにもなります。


明日の日本と世界の舵とりを担う彼らが、色々な場所と趣向で交流を深め、共に学び、サミットを体感できるような機会も用意します。


会合開催地の皆様、そしてそれ以外の日本全国の皆様のご協力も頂戴しながら、このG7議長年を一緒に盛り上げ、サミットと閣僚会合の成功に向けて、そして日本と世界の明るい未来に向けて、共に歩んでいきましょう。

岸田文雄


プロフィール




岸田 文雄

1957(昭和32)年7月29日生まれ。東京都出身。

自由民主党総裁、内閣総理大臣。




寄稿文

ふるさと~広島~

日原もとこ 


7歳少女の記憶から、昭和の時代にタイムスリップ


広島県 原爆ドーム(正式名称:広島平和記念碑)


私の小5~6年生時代に通った本川小学校は、この原爆ドームの側を流れる本川(当時は太田川)の川向うに対面するように建っていた。(勿論、原爆投下の中心地だった。) ここで学んだ諸先輩たちの消息は誰も知らない。 合掌。


お花畑にて天皇皇后両陛下と内親王様方                                             © 鎹八咫烏


昭和生まれは、パンデミックを超えるための試練の時代だった。

私ども昭和の戦中生まれの世代から見ると、明治生まれの先輩たちに対しては、失礼ながら遥か昔の人種という距離感があった。

ある種の頑迷さと封建制度の名残を確りと受け継ぎ気軽な話が通じない方々。それは、尊崇感と同時に、離れ座敷に住まう方々と捉えていた感がある。

同様に…平成生まれの若い方々から見れば、昭和生まれの人種を見るとき、同様な感覚を以て位置づけているのだろうか?

とはいえ、昭和生まれの最後は1989年12月31日生まれであるけれど、翌日1990年1月1日 (平成元年に入って一番に生まれた人)とは一日遅れの違いだけだから、十把一絡げにはいかない。ある時代を語るとき、大抵は、その時代の大雑把な共通認識によって会話が成立しているようだ。

単純に時代の比較は難しい。例えば明治年間とは 天皇の在位期間で決まるので、その長短によって、印象は大いに異なる筈である。期間が長いほど、大きな出来事の遭遇率は高くなる。

(本文に続く・・・)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 追憶~昭和の時代へ~・・・【寄稿文】日原もとこ
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/11540847





「焼き場に立つ少年」

元米従軍カメラマンが原爆投下後の広島、長崎を非公式に撮影、戦後50年間トランクに封印されたまま公開されなかった広島・長崎の真実とは・・・

胸中如何ばかりか・・・ 戦時下、男児は泣いてはならぬとする厳しい教育の元に躾けられた少年は正しく "気をつけ〜礼 "とする号令において、つま先、手先を揃え、歯を食いしばり、燃え上がる炎に不動で最敬礼の姿勢をとっています。  


ZIPANG-4 TOKIO 2020「ローマ教皇と一枚の写真」
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7350710





長崎県 ローマ教皇の祈り・・・

長崎県 (知事:中村法道) は、ローマ教皇が昨年来日され、被爆地である広島・長崎で世界に向けて平和へのメッセージが発信されました。



広島県 ひろしまブランドショップTAU「東京 銀座」~被爆75年 ひろしまから世界へ~

広島県においても、昨年のローマ教皇広島訪問の様子を紹介する「被爆75年 ひろしまから世界へ オバマ前米国大統領・ローマ教皇パネル展」が、ひろしまブランドショップTAU(東京都中央区銀座1-6-10)で同時開催です。


ZIPANG-5 TOKIO 2020 ローマ教皇、長崎県来県1周年「被爆75年 ローマ教皇写真展」日本橋 長崎館にて開催

https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/11570974



編集後記

広島・長崎の原爆で被災しお亡くなりになられた老若男女全ての皆様のご冥福をお祈りするとともに、G7広島サミットが成功して再び、世界平和がおとずれることを祈念いたします。

本年3月3日は広島市ご出身で被爆者のお一人でもありました、東北芸術工科大学 名誉教授 日原もとこ先生一周忌になります。日原先生は、第二の故郷山形の地で生涯をかけ調査・研究に携わっておられた「紅花(ベニバナ)」そして、愛してやまなかった「まんだらの里」・・・

この機会に生前、日原先生からご紹介していただいた古の紅花染ひな人形(享保雛)をご覧いただければと存じます。(合掌)


紅花染のひな人形です。当時紅花は近江商人によって山形から京都に持ち込まれ、京都にて能面師によって制作されました。山形県河北町「紅花資料館」にてご覧いただけます。

勿論、近江商人の故郷「東近江(五個荘町)」「日野」「近江八幡」においてもご覧になれます。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

広島市役所
〒730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号 電話:082-245-2111

広島県庁
〒730-8511 広島県広島市中区基町10-52 電話:082-228-2111

一般社団法人 広島県観光連盟
〒730-0011 広島県広島市中区基町5番44号広島商工会議所ビル8階 電話:082-221-6516

外務省
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 電話:03-3580-3311(総理メッセージ)

日原もとこ
東北芸術工科大学 名誉教授 / 風土・色彩文化研究所 主宰 / まんだら塾 塾長 /
日本デザイン学会名誉会員 / 日本インテリア学会名誉会員 /


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本日より新サイトが立ち上がりました❣❣❣


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ZIPANG-7 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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