ZIPANG-7 TOKIO 2020 神戸 ご縁結びのいくたさん 【生田神社】


生田神社とは

伊勢神宮内宮にお祀りされる天照大神(あまてらすおおみかみ)の和魂(にぎみたま)
あるいは妹神と伝えられ、稚くみずみずしい日の女神様であり、
物を生み育て万物の成長をご加護する神様として、ご崇敬を集めています。


生田神社 本殿


生田神社 御由緒


由緒~稚日女尊、活田の地に祀る~

神功皇后(じんぐうこうごう)元年(西暦201年)三韓外征の帰途、
今の神戸港にて船が進まなくなったために神占を行ったところ、

稚日女尊が現れ、「私は活田長峡国に居りたい」と申されたので、
海上五十狭茅(うながみのいさち)という者を神主として祀られた。


主祭神

稚日女尊(わかひるめのみこと)


             稚日女尊(わかひるめのみこと)


稚日女尊は神代の昔、機殿(はたどの)で神服を織っておられました。
稚日女尊は国民の生活の豊になる様、一般の方は基より各企業、
団体様の更なる繁栄とご健康また諸々の災いがなく
家庭生活をお守り下さるご神徳があり広く信仰されております。


由緒・歴史

神酒を醸す宮

新羅からの客人に当社で醸造した神酒を振舞っていたことが伝えられている。

その由縁から毎年神酒を醸造し、新羅の客人が来朝するたびに邪気を祓う為、生田の地で醸された神酒を振舞った。

新羅の客人の罪穢れを祓い心身共に清々しくさせ、心を和ませるといった朝貢外交以上に平和外交上重要な役目を担っていた。


砂山の大洪水 生田神社、今の場所に遷る

当初は砂山いさごやまに鎮座していた。延暦18年(西暦799年)に洪水で布引の渓流が氾濫し、砂山西端が崩壊し、

社殿が傾斜する被害が及んだため、生田村の刀禰七太夫なる者がご神体を背負い7、8日間鎮座地を探し巡り、

生田の森に至った時、突然背負ったご神体が重くなりこれ以上歩けなくなった。

これはご神意であろうとその場所安置した。


神戸の地名は生田神社から

大同元年(西暦806年)朝廷より当社の為にお供えする家、世話をする家、守る家である神戸かんべ44戸を頂いたとあり、

この「かんべ」が「こんべ」となり現在の「こうべ」となったと伝わっています。


むすびの神曲

戦前より結婚式を行っている当社では宮城道雄師作曲の「むすびの神曲」という曲が三三九度の際に奏されます。

この曲は我が国初めての夫婦神である伊弉諾、
伊弉冊の2神が結婚の際に読まれた歌と素戔嗚尊の婚姻の歌を歌詞として奉奏しております。


境内を歩く 神社編

文学史にもたびたび登場する「生田の森」また、昭和13年の神戸大水害や昭和20年の神戸大空襲。

そして平成7年の阪神淡路大震災など、幾度の戦災、災害を乗り越え、
氏子や崇敬者の協力によって復興していった「蘇りの社」を散策してみませんか?


                  境内地図


1 本殿


生田神社社殿内正面


【御祭神】

稚日女尊(わかひるめのみこと)


2 住吉神社 海上安全・交通安全の神


生田神社社殿内向かって右


【御祭神】

表筒男命(うわつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
底筒男命(そこつつのおのみこと)


3 八幡神社 厄除開運の神


生田神社社殿内向かって右


【御祭神】

応神天皇(おうじんてんのう)


4 諏訪神社 農耕狩猟・武運長久・力の神


生田神社社殿内向かって左


【御祭神】

武御名方命(たけみなかたのみこと)


5 日吉神社 農工業・五穀豊穣の神


生田神社社殿内向かって左


【御祭神】

大山咋命(おおやまくいのみこと)


6 市杵島神社 芸能上達・水の神


生田神社社殿西北、生田の池付近


【御祭神】

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)


7 稲荷神社 生活守護・食物、稲の神


生田神社社殿北東、東門付近


【御祭神】

稲倉魂命(うがのみたまのみこと)


8 塞神社 病気封じ・道守りの神


生田神社社殿東、三社の一社


【御祭神】

道返大神ちがえしのおおかみ 八衢比古神やちまたひこのかみ 八衢比売神


9 雷大臣神社 当社の元社家である後神ごこう家の始祖神※社家=宮司家


生田神社社殿東、三社の一社


【御祭神】

中臣烏賊津連(なかとみのいかつおみのむらじ)


10 人丸神社 夫婦和合・学問向上の神


生田神社社殿東、三社の一社


【御祭神】

柿本人麿(かきのもとのひとまろ)


11 蛭子神社 商売繁盛の神


生田神社社殿より西の参道正面


【御祭神】

蛭子命(ひるこのみこと)


12 大海神社 海上安全・交通安全・方位除け・道開きの神


境内南側、二の鳥居入って左


【御祭神】

猿田彦命(さるたひこのみこと)


13 松尾神社 酒造・農工業の神


境内南側、二の鳥居入って右


【御祭神】

大山咋命おおやまくいのみこと


14 戸隠神社 身体健全・筋力増進・大力の神


生田神社社殿より西の参道正面、蛭子神社の西


【御祭神】

手力男命(たぢからおのみこと)


15 生田森坐社 安産・万物成長・生田の森の守り神


生田の森内


【御祭神】

神功皇后(じんぐうこうごう)



史跡 見どころ

平敦盛が深く愛した「敦盛の萩」、梶原源太景季ゆかりの「箙(えびら)の梅」、「梶原の井」、

武藏坊弁慶が源義経の代理として当社に参拝した際に奉納したとされる「弁慶の竹」など、源平ゆかりの史跡があります。


生田の森



生田神社の境内北側には鎮守の森が広がっており「生田の森」として親しまれています。

平安時代の『枕草子』に「森は大あらきの森、信太の森、生田の森」をはじめ様々な書物に記されています。

特に源平合戦の戦場になったことは有名で寿永三年(1184)2月には平知盛を大将とする平家軍が生田の森に陣を構え、一の谷から生田の森へかけて一帯が戦場となるなど、歴史的に由緒のある森です。


生田の池



拾遺和歌集を始め、順徳院百首、夫木和歌抄などに多く「生田の池」の詠歌が載せられており、当時より名だたる名勝として知られた池です。


箙の梅



源平合戦の際、梶原勢の「生田の森の二度の魁さきがけ」と言われた時に、梶原源太景季が、この梅の一枝を手折って箙に挿し、挺身奮戦したことによってこの名が起こったと伝えられています。


梶原の井



「かがみの井」とも云われ、壽永の昔(800年前)源平生田の森の合戦の折、梶原景季がこの井戸の水を汲んで生田の神に武運を祈ったと伝えられる。

別説では景季がこの井の水を掬った時、咲き盛った箙のうめの花影が映ったとの伝もある。


敦盛の萩



一の谷の合戦で熊谷直実に討たれた平敦盛が愛でたとされる萩。
敦盛の死後にその遺子がたまたまこの萩の木陰に休み、夢で亡父敦盛に出会ったと言われている。


弁慶の竹



武蔵坊弁慶が源義経の代わりに平家打倒と源氏繁栄を祈念して竹を奉納したと言われている。


八丁梅



この梅の花の清香遠く八丁に薫るというので、名付けられた。
信州飯田の城主堀親義が領地より珍しい此の梅を社頭に寄進したものです。


折れ鳥居と礎石



この鳥居は江戸時代初期に建立され、安政元年(1853年)の大地震で支柱を残して崩壊してしまった。

爾来、支柱が道路脇にあって「生田の折鳥居」と名付けられ、「交通安全に御利益あり」として信仰されたが、以後生田の森に移転され、森の中に鎮まっている。


包丁塚



料理に携わる人達の魂の籠った庖丁に感謝すると共に、食文化の向上を願い、皇太子殿下御成婚・第61回神宮式年遷宮の記念事業として神戸市内の料理食品関係者によって建立された、全国でも珍しい塚である。



恋愛成就

当社のご祭神「稚日女尊」は機殿はたどので神服を織られる神様です。

糸を合わせながら織り成す。人と人との縁を結ぶ。

戦前より家運隆昌夫婦円満のご神徳を戴こうと、神前結婚の式典を執り行っており

毎年数百組の新家庭縁結びの神として信仰されております。


水みくじ



涼しく水の流れる音が印象的な小さな池があります。

「安産・万物成長・生田の森の守り神」生田森坐社も参拝しながら水みくじを体験してみてください。


              水みくじ



生田の森にある池に浸すと、文字が浮かびあがってきます。

内容を確かめたら、横にある結び所に結ばれるか、持って帰って大切に保管されても良いです。

水みくじは授与所にて授与しております。



交通アクセス



アクセス方法



お車でお越しの方

阪神高速道路3号神戸線生田川ICまたは京橋ICより約5分


電車でお越しの方

JR三ノ宮駅、私鉄各線三宮駅より北へ徒歩10分

JR新神戸駅(新幹線)より南へ徒歩20分

JR新神戸駅よりタクシーで約5分

JR新神戸駅より地下鉄で一駅で三宮駅に出ます。


飛行機でお越しの方

大阪空港より高速バスで約40分

関西国際空港より高速バスで約60分

神戸空港より車で20分 / ポートライナーで30分



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(順不同・敬称略)

生田神社 〒650-0011 神戸市中央区下山手通1丁目2-1 電話:078-321-3851

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


宇佐神宮「勅使門」


宇佐市について

宇佐市(うさし)は大分県の北部に位置し、瀬戸内海に突き出た国東半島の西側に接している。このため古代より波静かな内海を介して都と通じ、また東アジアの玄関口大宰府と陸路で通じる要衝の地として栄え、神仏習合の八幡神が誕生しました。そして、内なる伊勢、外なる八幡の二所宗廟として発展し、日本人の精神文化の支柱となっている。

八幡神成立の基盤となったのは、安心院・院内の山間部を流れ出た河川が合流した駅館川の流域に形成された宇佐平野と遠浅の豊前海など、豊かな自然の恵みでした。

2005年(平成13)に院内町・安心院町・宇佐市が合併して新宇佐市となりましたが、それはかつて繁栄した古代宇佐郡の復活でもある。(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG TOKIO 2020「日本人の精神文化の支柱 八幡神成立の基盤は、豊かな自然の恵み 八幡総本宮 【宇佐神宮】(後編)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2922758/



国宝 宇佐神宮 御本殿


六郷満山1300年を記念し、宇佐神宮御本殿を期間限定で一般公開致します。

廻廊に囲まれて平素は全容を見ることが出来ない国宝の八幡造本殿や、御垣内に鎮座するため一般の参拝者が目にすることの限られる北辰神社(県指定文化財・国宝本殿の原型)・春日神社(一之御殿脇侍の神社)を間近に参拝・拝観頂ける機会です。またとない機会是非ご参拝されては如何ですか。なお、御神体や本殿内部の公開はありませんので、予めご承知ください。(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG TOKIO 2020「八幡総本宮 宇佐神宮御本殿 特別拝観 六郷満山開山1300年記念事業として」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4034771



国宝 宇佐神宮「御本殿 側面」


「豊かな自然の恵み 八幡総本宮 【宇佐神宮】(後編)」を拝見しました。私は嘗て宇佐神宮にはご参拝したことが無く、その優美さと規模の壮大さに驚嘆。さすが、名にし負う宇佐神宮! 広島人の私が東北に居付いて25年ほどになります。

東北を歩いてみますと、この地域は土着性の伝統行事や信仰に見られる慣習など、地域性が色濃く残り、旧石器時代から続く、縄文文化の歴史が今続々と立証されており、日本人の原点であることを感じざるを得ません。

そんな折、今回の主題、宇佐神宮とは秦族一族の拠点であり、日本で最大の数を誇る約44,000社ある八幡宮の総本社であります。

東北一帯には古代のえみし族が信仰していた神々を祀る小さな祠や野仏などを見ると、殆どが庶民によって建てられたもので小さく、粗末な造りですが、色とりどりの端切れで編まれた真新しい鈴の緒が御堂の前に下がっていたり、お饅頭や、野花等が供えてあると、何故かほのぼのとした気分が致すものです。

しかし例えば、旧名:古志王神社等は本来、越国の御祭神であったものが、坂上田村麻呂を始めとする徳川幕府の将軍に至るまで、歴代、征夷大将軍と名乗り、東北のえみしを標的にした征伐を繰り返して、彼らが祀ってきたシンボルの小社や祠の殆どが八幡神社に塗り替えられていることが分ります。

宇佐神宮とは、えみし族に対する征服神である八幡神社の総社であるため、ある意味で、私の中に勝者対敗者の感覚がいつの間にか芽生えていて、日本人のルーツを探りたい私は、若しかすると中立性を欠いた弱点になっているかも知れません。 

先ずは、色々と掲載された画像を通して、或いは、編集長の細やかなご専門の目を通して提供された、トピックス記事が大変新鮮です。例えば御祈祷殿前に聳える大楠の御神木の画像から、(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG TOKIO 2020「雑感 宇佐神宮に寄せて・・・【寄稿文】まんだら塾長 日原もとこ」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2959802



※現在、2000件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


最新の記事をご覧いただけます。

ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
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最近の記事をご覧いただけます。

ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


250件ほどの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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