ZIPANG-7 TOKIO 2020「建築は誰にでも関われるところがあるから面白い」 藤森照信氏 ~建築作品紹介~

日本初!
建築家・藤森照信氏設計の一棟貸し宿「小泊Fuji」
長野県富士見町に8月20日オープン!


建築家、藤森照信氏が設計を手がける日本初の宿泊施設、〝小泊Fuji〟

8月20日に開業。7月23日より公式ホームページから予約を開始しました。

長野県諏訪郡富士見町、1日1組限定(定員5名)完全プライベートに過ごす宿。

周辺を田んぼに囲まれ、南アルプス、富士山、八ヶ岳を望む4000平米の敷地の高台に建てられた小さな宿です。


株式会社のちのち代表取締役 山越典子が藤森氏の建築に惚れ込み2010年に設計を依頼、構想13年目にして開業。


「自然との調和」を建築最大のテーマとする藤森氏の設計は、銅板の屋根の上に桜の木を植え、外壁を焼杉の板で覆う特徴的な建物となりました。


建築のテーマは「自然との調和」


藤森照信氏の手書きのイメージスケッチ


■コンセプト「いのちの中で呼吸する」

長野県と山梨県の境に近い、小さな集落の中に建つ小泊Fuji。
ここには身近な自然に寄り添う穏やかな人の営みと、南アルプスを一望し、八ヶ岳、富士山も望めるダイナミックな環境があります。


“人と自然が織りなす里山の風景に、ゆっくりと心を満たす滞在” を目的とした施設。
チェックイン後に施設スタッフは常駐しない為、一組のみで完全プライベートに藤森建築の世界観を堪能する事ができます。(家具のデザインも藤森氏による)


宿に併設された宿泊者専用のパントリーストア(売店のような役割)では、地元の食品やお酒などを購入することもできチェックアウトまでの時間、加不足のない滞在となるように整えられており、のちのちの人生に小さなきっかけをもたらす、心のお土産を持ち帰るような体験を提供。


■クラウドファンディングの活用

オーナーの山越典子の呼びかけで2022年11月に行ったクラウドファンディングでは、銅板屋根の施工費用として目標510万円に対して倍の1,000万円を超える支援を達成。(支援者合計402名)


「建築は誰にでも関われるところがあるから面白い」藤森氏の言葉です


屋根に貼る手曲げの銅板や外壁の焼杉は、クラウドファンディングのリターンとしてワークショップを行い、のべ150人の協力を得て作りあげました。


■変化し続ける宿



藤森氏の建築の特徴として、漆喰の天井に炭を貼る意匠があります。
宿泊記念としてお客様に寝室の天井に小さな炭のピースを貼り付けていただき、約1年かけて仕上げていきます。


田植え 近江八幡市「たねや」にて                 編集局イメージ                   


今後はさらに建物が周囲の環境に溶け込んでいくよう、敷地内の田んぼを復活させ、植樹を行い、ゆっくりと完成を目指します。
(天井の炭張り体験2024年8月までを予定、希望者のみお一人様1ピース)



■宿泊施設概要

・長野県諏訪郡富士見町(プライベート施設につき住所は非公開)

・敷地4000平米/客室面積63平米

・1日1組限定(定員5名)

・朝食付き(セルフサービスでのご用意)

・ミニキッチン付き

■宿泊料金(税込み)

一棟基本料金 66000円(季節変動あり)

大人 8800円  中学生5500円 小学生3300円 小学生以下無料 (詳細はHP)




               建築家 藤森照信氏


【設計:藤森照信】

1946年長野県生まれ、建築史家、建築家

東京大学名誉教授。東京都江戸東京博物館館長。

1986年「路上観察学会」を発足。1991年「神長官守矢資料館」で建築家としてデビュー。

1997年「ニラハウス」赤瀬川原平邸で日本芸術大賞。

2006年「第10回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展」日本館のコミッショナーをつとめる。

2020年「ラコリーナ近江八幡 草屋根」で芸術院賞を受賞。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


ラ コリーナ近江八幡

屋根一面が芝におおわれた、ラ コリーナ近江八幡のメインショップ


ラ コリーナ近江八幡

広々とした吹き抜け空間の1階に和・洋菓子の売場が並びます。和菓子売場では、たねやの全商品を取り揃えるほか、職人が目の前でお菓子を仕上げる「できたて工房」を併設。

バームクーヘンを使った新商品が登場する洋菓子売場は、クラブハリエ最大のバームクーヘン専門店に。また、2階のカフェでは自然を感じる開放的な空間で、焼きたてバームクーヘンをお楽しみいただけます。

ユニークなデザインと栗の木が印象的な建物は、建築家・建築史家の藤森照信氏によるもの。 従業員はじめ協力業者のみなさん、地域の学生と共に創りあげました。

ラ コリーナ近江八幡の玄関口となる「メインショップ」から、たねや・クラブハリエのさらなる魅力をお届けします。


天井の黒い点は炭。 音の反響を抑える効果がある。足場があるうちに藤森照信氏と従業員が一緒に炭つけを行った思い出の空間。このショップ&カフェは全員が参加して作り上げ誰もがより愛着を感じる空間となりました。

(詳細は本文にて・・・)


大丸旅館外湯 ラムネ温泉館


ラムネ温泉館 外観


大丸旅館外湯「ラムネ温泉館」は小生とは大変に縁が深く、今から23年程前大分県直入町役場から連絡があり、用件は町営の天然温泉施設「御前の湯」をつくるにあたり浴槽は檜風呂にしたいのでアドバイスをしてほしいとの事でした。そしてその後、檜風呂の設計協力と、制作を行いました。

その折に宿泊した世界屈指の炭酸泉として有名な大分・長湯温泉の大丸旅館さんが500メートルくらい離れたところに造られたのが大丸旅館外湯「ラムネ温泉館」、偶然にも建築家 藤森照信氏の設計であることがわかり、23年ぶりに大丸旅館の女将さんに電話をしてご協力いただくことになりました。

長湯温泉は、もともと湯原温泉といっていました。湯原温泉の歴史は「風土記」の昔(8世紀半ば)に、『二つの湯の川あり、神の河(寒川、のちの芹川)に会えり』と記されているその「湯の川」にさかのぼると考えられています。

(詳細は本文にて・・・)



最後になりましたが、ご存知

「多治見市モザイクタイルミュージアム」



施釉磁器モザイクタイル発祥の地にして、全国一の生産量を誇る多治見市笠原町に誕生したモザイクタイルミュージアムは、タイルについての情報が何でも揃い、新たな可能性を生み出すミュージアムです。

設計は、独創的な建築で世界的な評価の高い建築家、藤森照信氏。タイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観は、地場産業のシンボルとして、なつかしいのに新鮮な、不思議な印象を与えます。

タイルは、単調な壁や床を彩り、楽しい景色を創り出すことで、ひとやまちを元気にします。その魅力を知っていただくために、膨大なタイルのコレクションを基盤に、この地域で培われてきたタイルの情報や知識、技術を発信。

さらに、訪れた方々がタイルの楽しさに触れ、タイルを介して交流して、モザイクタイルのように大きな新しい絵を描いていける、そんなミュージアムを目指しています。



すり鉢状に傾斜した地面と、そこに立つ土の壁。タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフにモザイクタイルミュージアムを設計した藤森氏は、「建築物を構成する素材の中で最も根源的なものは何か」という問いに、「土」と答えています(★)。

タイルもまた、土を焼成して作る建材のひとつ。土という原点を形にすることで、そこから生まれ、人の暮らしを彩ってきたタイルの変幻自在な魅力と、これからの豊かな可能性を示唆します。

(★ 藤森照信 ちくまプリマー新書166『フジモリ式建築入門』筑摩書房、2011年)

(詳細は本文にて・・・)


すり鉢状の緑の斜面に立ち上がる土の壁。 見たことがないのになつかしい、
藤森建築のミュージアム。


最上階は青空をそのまま見ることができる、太陽が頂点に昇るとレーザー光のような光がモザイクタイルを宝石の様にきらめかせる。


建築家 藤森照信 建築作品の数々をご紹介 

ZIPANG TOKIO 2020「自然とともに!建築家 藤森照信建築作品 と(公社)インテリア産業協会設立35周年記念インテリアフェスティバル2018」のご案内
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4366578



虎渓山 永保寺

夢窓国師の作庭



周辺の自然風景を借景に造られた庭園で、夢窓国師の作庭と伝えられる。国の名勝「永保寺庭園 無際橋」「永保寺庭園 梵音巌」舟遊、回遊、鶴亀の蓬莱と多彩な形式をもちい、自然の地形を見事に活かしている。巨大な岩盤から流れ落ちる滝は、仏の声を聞くとして「梵音巌」と名付けられている。清々しく爽やかで秋の紅葉は見事であり、冬の景色もまた別格である。


              虎渓山 永保寺 夢窓国師坐像


夢窓国師

夢窓疎石は文永の役(一度目の元寇)の翌年、1275年に伊勢の国にお生まれになりました。
9歳で出家し、一山一寧や高峰顕日のもとに参禅されました。

30歳の頃に悟りを開き、権勢に近づくことを好まず、諸国に小庵を建てて修行に励まれました。

1312年、三河鳳来寺の大徳寺を開かれ、一年あまり逗留されました。

1313年、夢窓疎石38歳の頃ですが、高峰顕日のもとで一緒に修行していた元翁本元とともに 土岐頼貞に招かれて長瀬山に来られました。

三河の大徳寺から来られたようですから、足助、土岐市を経由し、 現在の小名田・高田町を流れる川沿いに長瀬山をめざされたと考えられます。

夢窓疎石はこの地にしばしば逗留されること4年、1317年には虎渓山から出られることになりました。


虎渓山 永保寺 国宝「観音堂」


虎渓山 永保寺 国宝「開山堂」


虎渓山 永保寺 国宝「開山堂」堂内


虎渓山略縁起

山号は虎渓山。虎渓の名称は景色が中国廬山の虎渓に似ていることによるといわれています。

1313年(正和2年)土岐氏の招きをうけた夢窓疎石が長瀬山の幽境に庵居しこの禅寺を開創されましたが、1317年(文保1年)夢窓は同門の元翁本元(仏徳禅師)に寺の後事を託して上京されました。

1335年(建武2年)夢窓が臨川寺(京都)開山となられたとき、永保寺開山は元翁本元に改められました。

元翁の寂年は1331年(元弘1年)で、開山となられた時にはすでに遷化されていましたが、元翁の塔所である南禅寺正的庵末寺の五山派寺院として展開しました。

しかし文明期以後には衰微しましたが、江戸時代の1746年(延享3年)には末寺28ケ寺、孫末寺1ケ寺を有し、山内塔頭(たっちゅう)の輪番によって住持をつとめ護持されてきました。

現存する開山堂と観音堂は国宝に指定され、両堂には南北朝期から室町初期における歴代住持や檀那の位牌が納められ、開山堂には元翁本元と夢窓疎石の木像が安置されています。



絹本着色千手観音像(重要文化財)のほか、夢窓や元翁の墨跡など数多くの文化財を所蔵し、観音堂前の庭園は臥竜池と称する池に反り橋の無際橋がかかり、浄土教的庭園の様式を感じさせる名庭で、国の名勝に指定され、建築・庭園・墨跡など禅の美術で注目される禅寺です。

 また近世末期には白隠慧鶴の一系に属する春応禅悦(霊機神応禅師)により僧堂が開かれ、雲水が禅の修行に励む臨済宗南禅寺派の専門道場(虎渓僧堂)を併設しています。


龍浮淵(りょうふえん)は持戒のパワースポット


龍浮淵(りょうふえん)という場所があることをご存じでしょうか。
その昔、町の衆が結婚式などで多くのお膳などが必要になった時、「何日にお膳を幾つ貸して下さい」と紙に書き龍浮淵に流すと、当日には龍神様が河岸に揃えてくれるという伝説があります。

龍浮淵が良夫縁とか良婦縁につながるということから、「良い伴侶に巡り会いますように」と紙に書き、流している人々もあるようです。龍神様に借りたお膳は、綺麗に洗って全て返却するのがルールです。

あるとき、お椀を一つ返さなかったばかりに、その村の衆が次にお膳を借りようと紙に書いて流しても、貸してもらえなかったとのことです。

幾ら「良い伴侶」を求めて紙を流しても、良き伴侶を得る為には、自分が家庭内での戒めを保持し続ける(持戒)心がけが必要です。これができる人にとっては、龍浮淵は良夫(婦)縁としてのパワースポットとなります。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG TOKIO 2020虎渓山 永保寺 夢窓国師作庭『永保寺庭園』と『虎渓山のパワースポット』」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2498197



日本イタリア国交岩倉使節団



日・イタリア関係の重要性および記念事業の意義等を踏まえ,今般,「日本イタリア国交150周年」の諮問・助言機関として,明年1月1日付けで「日本イタリア国交150周年推進委員会」を設立することとなりました。同委員会は日・イタリア関係に縁の深い経済界および学術界の方々により構成され,メンバーは以下のとおりです。

【委員長】  飯島 彰己  三井物産株式会社 代表取締役会長
【委員】  岩倉 具忠  京都大学 名誉教授  弦間 明  公益財団法人 日伊協会会長  塩野 七生  作家  林 肇  外務省 欧州局長

また,「日本イタリア国交150周年」の円滑な実施のため,林肇欧州局長を長とし,関係者との連絡・調整等を担当する「日本イタリア国交150周年事務局」を外務省欧州局に設置。

日本住宅建築展 JAPANESE HOUSE: ARCHITECTURE AND LIFE AFTER 1945 2016年11月9日- 2017年2月26日

会場:イタリア国立21世紀美術館(MAXXI)

(詳細は本文にて・・・)


イタリア・ナポリは海と山の両方を楽しめる場所          編集局イメージ


ZIPANG TOKIO 2020「日本イタリア国交150周年推進委員会」及び「日本イタリア国交150周年事務局」の設置
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1631360



※現在、2100件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
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ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
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ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
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235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
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ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
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615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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