編集前記
実は、この記事は2023年5月25日に終了した内容を5月26日に配信予定をしておりましたが、何を血迷ったか、保存したままの状態になっていたのを昨日発見し、あまりにも写真が美しいのと興味ある内容であったので編集局のミスでボツ(失礼)にするのは申し訳なく、一部内容を付加し、読者の皆様に少しでもお役に立つならばと思い、遅ればせながらご案内いたします。
サウジアラビア政府観光局 主催の
「サウジアラビア・ロードショー」が成功裡に終了
サウジアラビア政府観光局(略称、STA)は、2023年5月25日、サウジアラビアから来日した地域観光局や旅行会社、ホテル経営者など、STAを含めた15社が出席し、東京で開催した日本での最新の「サウジアラビア・ロードショー」を成功裡に終了いたしました。
ジェッダの歴史的な旧市街地域である「アル・バラド」でのショッピングイメージ
■ポイント
● 東京で対面では二回目となるロードショーを開催し、一連のイベントを通して、両国の主要な旅行業界関係者が協力の機会を探り、既存の関係を強化しました。
● このロードショーには、100名を超える日本の主要パートナーである旅行業界関係者やメディアが参加し、サウジアラビアの魅力的な観光素材や充実したサービスなどが紹介されました。
日本の主要パートナー約100名以上が参加した今回のロードショーでは、既存の戦略的パートナーシップを支援し、サウジアラビアの観光成長過程における重要なマイルストーンを祝うために、一連のミーティングやセミナー、商談会、ネットワーキングイベントが開催され、サウジアラビアで日本の旅行者が体験できる様々な旅行情報を提供するとともに、サウジアラビアが世界で最もエキサイティングな観光デスティネーションの一つであり、アラビアへのゲートウェイであるという重要性をアピールしました。
未だ知られていない土地や文化、歴史を体験できるサウジアラビアへの旅行体験
日本はサウジアラビアにとって重要な注力市場であり、サウジアラビアは2023年に32,000人の日本人観光客を誘致することを目標としています。また、現在サウジアラビアは、航空会社と緊密に連携し、日本との直行便就航実現に向けて取り組んでおり、E-ビザ、アライバルビザで日本人観光客を受け入れています。
STAは今回、待望のロードショーの一環として、旅行会社など主要な日本の旅行業界パートナーとの商談会を設定し、レジャーデスティネーションとしてサウジアラビアの魅力をアピールするとともに、日本におけるパッケージツアーの新しいトレンドに関する意見交換を行いました。サウジアラビアの日本におけるプレゼンスは、サウジアラビアにとって日本マーケットは戦略的にとても重要であること、そして今後の日本からの送客数に大きな期待をもっていることを示しています。パンデミック後の成功事例として評価されているサウジアラビアは、観光業の回復においてG20諸国を上回り、2022年には9,350万人の訪問者を迎え、総観光消費額は2021年比で93%増加の1,850億サウジアラビア・リヤル(約6兆8,300億円)となりました。サウジアラビアは今後10年間で観光に1兆ドル(約138兆4,780億円)を費やす予定であるとされ、世界で最もエキサイティングで成長著しいレジャーデスティネーションとしての地位を確固たるものにしています。
サウジアラビアでの冒険アクティビティ イメージ
サウジアラビア政府観光局アジアパシフィック担当プレジデントのアルハサン・アルダッバグは、「今回のサウジアラビア・ロードショーの開催は、サウジアラビア政府観光局が観光業の発展を促進するために既存の戦略的なつながりを強化するにあたり、日本市場および日本の旅行業界パートナーの皆様に対して成さねばならなかった重要な取り組みです。この取り組みは、サウジアラビアが野心的ともいえる目標を達成するために、そして、成長を促進し、日本にサウジアラビアの美しさとその多くの観光資源を紹介するために不可欠なものなのです。」と述べています。
日本人旅行者の皆様には、消費者インサイトに基づいて特別にカスタマイズされた、冒険から文化、遺跡や自然まで、多様で比類のない様々な旅行体験を楽しんでいただけるでしょう。これらの旅行パッケージは、サウジアラビアの最新の開発と最も魅力的な目的地に焦点を当てたもので、以下のような内容が含まれています。
ジェッダの世界遺産であるアル・バラド旧市街
首都リヤド近郊に位置し、第一次サウード王国宮殿跡でありサウジアラビア王国誕生の地といえる「ディルイーヤ」
20万年の歴史を持つ古墳、砂岩の露頭、 歴史的な住居などが保存されている「アルウラ」の星空のもとで眺める「ザ・アーチ」
北西部の砂漠の奥深く、サウジアラビア初の世界遺産がある「アルウラ」
アルウラ「へグラ遺跡」の墓石の一つ
<文化・遺跡>
アラビア発祥の地であるサウジアラビアには、何千年も前から続く豊かな文化と様々な遺跡があります。6つのユネスコ世界遺産と、未開拓でいまだ発見されることを待っている10,000以上の遺跡です。これらには、近年、再生プロジェクトが進められているジェッダの世界遺産であるアル・バラド旧市街【上写真】や、18世紀の泥レンガの街でアル・サウード家の先祖伝来の地であるディルイーヤ【中写真】、そして、世界最大のオアシスで250万本のナツメヤシを誇るアハサー・オアシスなどが含まれます。
その歴史と遺跡を守りながら、300年の歴史を持つ街であるディルイーヤは、506億ドル(約6兆9,000億)のマスタープランによって、世界で最もエキサイティングな文化・レジャースポットに生まれ変わろうとしています。伝統的な泥レンガの建築物には博物館やギャラリーが隠されていて、歩行者天国の迷路のような曲がりくねった路地には伝統的な生活を垣間見ることができるカフェやクラフトショップがあります。また、新しいブジャイリ・テラスは、4軒の星付きレストランを含む20軒のグローバルブランドを擁する世界有数のダイニング・デスティネーションでもあります。
アルウラ【下写真】は、20万年の歴史を持つ古墳、砂岩の露頭、歴史的な住居などが保存されている、土地そのものがまさに世界最大級の博物館であるようなデスティネーションです。アルウラには、新しいラグジュアリーリゾートやエコリゾート、文化的アトラクションがあり、「Winter at Tantora」などの定期開催フェスティバルやギネスブックに認定された世界最大の鏡張りの建物であるマラヤ・ホールでのコンサートなどが開催されます。また、2024年には「芸術の谷」という意味をもつ「ワディ・アルファン」もオープンする予定です。
<自然>
サウジアラビアの紅海には、世界有数の鮮やかな手つかずのままの珊瑚礁があります。ジェッダの沖合では、ボートをチャーターして深海釣りをしたり、クルーズでリラックスしたり、一年中スキューバダイビングやシュノーケリングを楽しめます。その他にも各地の手つかずの自然が残るビーチで思いつく限りのウォータースポーツを楽しむことができます。また、世界的なホテルブランドが集められ、王国のビーチ&アイランドツーリズムの新たな幕開けとなる「紅海プロジェクト」は2023年に第1フェーズが始動します。そして、巨大スマートシティ計画「NEOM」の一部で、ボート所有者やヨット愛好家にとって他に類を見ないラグジュアリーアイランドとなる「シンダーラ」もオープンする予定です。
ジェッダのサンゴ礁
サウジアラビアの紅海でのダイビングイメージ
<エンターテインメント>
サウジアラビアは、ディルイーヤで開催される世界初の完全電気自動車による国際的なシングルシーター・ストリートレースシリーズであるThe ABB FIA フォーミュラE チャンピオンシップ「Diriyah E-Prix」やジェッダでのF1など、大規模なスポーツイベントや世界的なフェスティバルを開催しており、主要なエンターテインメントハブとして台頭しています。中東最大のロックフェスティバルである「MDLBEAST」や、初週に100万人以上の来場者を集めたメガフェスティバル「リヤド・シーズン」は毎年注目のイベントです。
<ショッピングエリア>
にぎやかなカフェや伝統的なマーケットを誇るコスモポリタンであるジェッダやダンマームから、芸術的なコミュニティやボヘミアンアートセンター、国内最古の伝統な市場のひとつであるホフーフのアル・カイサリヤ・スークまで、サウジアラビアには多くの個性豊かなショッピングエリアがあります。ジェッダの庶民的な市場で楽しむ陶器やアラビア書道、アラビア美術などのショッピングや、タイバ・マーケットやアル・シャティ・マーケットで色とりどりのファッショナブルな「アバヤ」を探す“アバヤ・ショッピング”などが人気です。「アバヤ」は、現地の女性が外出の際に着ている全身を覆う衣装です。数年前に女性の服装の規制が事実上撤廃されて以降、従来のアバヤに比べてカラフルでデザイン性に富んだアバヤも作られており、また、観光客にとっても現地の気候において日除けにもなる実用性を兼ね備えているため、人気のショッピングアイテムです。
日本人旅行者のためのサウジアラビアでの様々なアクティビティや体験については、公式ウェブサイト「Visit Saudi」をご覧ください。
ジェッダの歴史的な旧市街地域である「アル・バラド」でのショッピングイメージ
歴史的遺産「リジャール・アルマー」
■サウジアラビア政府観光局について
サウジアラビア政府観光局(STA)は2020年6月に発足。世界のアウトバウンド市場に対してサウジアラビアの観光促進を担う組織です。国のユニークな観光素材や観光地の開発、旅行業界向けのイベントへの参加や主催、サウジアラビアの観光ブランドを国内外にプロモーションするために活動をしています。サウジアラビア政府観光局には16の海外支局があり、世界38カ国で活動をしています。日本支局は2021年9月に発足しました。
補足
「食はアラビア湾のおもてなしの象徴です」と話すのは、アラビア湾の食を専門とする作家のフェリシア・キャンベル氏。「イスラムやベドウィンの文化では、旅行者や家に立ち寄った人に食事をふるまうことは大変名誉なこととされ、特にサウジアラビアではその傾向があります。」米は大皿に盛られ、その上にローストした肉や鶏肉を乗せて出されます。大勢の人に十分な量の料理を盛った大皿から手で食べることは、分かち合うことを意味しています。
サウジアラビアの伝統的な食べ物とは?
ところで、分け合って食べる大皿では何が出されるのでしょうか?食べ物は土地と強く結びついています。サウジアラビアは95%が砂漠で、ルブアルハリ砂漠として知られるエンプティ クォーターがあります。そのため、多くの伝統料理には、古代の隊商や砂漠での遊牧生活様式が反映されています。
東方からのバスマティ米や様々な香辛料は、キャラバンで簡単に運ぶことができました。隣国のオマーンからは麝香の香りの乾燥した黒ライムがもたらされました。そして地元の乾燥ナツメやラクダの乳は古代の食生活に欠かせないものでした。(ラクダのミルクは、今日でもおしゃれなラクダのミルクラテのような形でを見かけることが多くなってきました。)デーツは今日に至るまで、カルダモンのさやと一緒に挽いた浅煎りのコーヒーにサフランやクローブで香りを付けたカフワと同様に、おもてなしの文化に欠かせないものであり続けています。実際、どちらも家庭やオフィスの来客時にすすめられています。
サウジアラビアの朝食、昼食、夕食
サウジアラビアの典型的な朝食
アラビアコーヒーとデーツ
中東で何年も暮らしているキャンベル氏は、サウジアラビアの典型的な朝食はとてもシンプルだと言います。「デーツとカフワまたはパンとチーズ。デーツとコーヒーは一日中楽しまれています。」
サウジアラビアの昼食
上から時計回り:肉のカブサ、ジャレーシュ、肉のシチュー、ラムのムガルガル、タミーズ(パン)
昼食は伝統的に一日のメインの食事で、ほぼ必ずサウジアラビアの国民食とされているカブサのような米料理が含まれます。カブサはスパイスをふんだんに使用(各家庭で好みの調味料を調合している傾向があります)していますが、ピリッとした辛さや、「焼けるような辛さ」はありません。風味豊かなご飯の上にローストした鶏肉、肉、魚などを乗せ、トマトとチリのサルサ、刻み野菜のシンプルなサラダで彩りを添えます。
サウジアラビアの夕食
肉のシチュー
現代では夕食の時間は遅めで、サンドイッチや洋風の料理、またはボリュームのあるスープなど、昼に比べて軽めの食事をとります。
イスラム教の国のサウジアラビアではアルコールは出されませんが、ドリンク類の提供が制限されるわけではありません。ハイビスカスやオレンジ、マンゴーなどのフレッシュジュースや、ジュースをベースにしたノンアルコールカクテル、カフワ、様々なお茶などが人気です。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
サウジアラビア政府観光局日本支局
〒107-0052 東京都港区元赤坂 1-2-7 赤坂Kタワー4階 電話:03-6890-3062
紅山子(こうざんし)
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【日本食の歴史】
日本食の歴史 アジアのなかの日本食
日本食といえば、誰もが米を思い浮かべるだろう。確かに朝鮮半島でも中国でも、あるいは東南アジアの国々でも、米が食べられているが、とりわけ日本では米が重要な位置を占めてきた。
そして日本でおかずといえば、今でこそ肉の消費量は増えたが、やはり魚のイメージが強い。
岐阜県岐阜市 長良川鮎鮨図巻 (イメージ)
愛知県名古屋市 名物ひつまぶし「あつた蓬莱軒」 うなぎ 焼き (イメージ)
あつた蓬莱軒 ひつまぶしのお召し上がり方 (イメージ)
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滋賀県 長浜市 湖北郷土料理 鮒寿司 (イメージ)
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岐阜県 下呂市馬瀬 囲炉裏にて鮎の串焼き 尻尾から頭まで丸齧りが流儀 (イメージ)
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こうした米と魚は、基本的には東南アジア・東アジアというモンスーンアジアの大きな特徴で、高温多湿なことから稲作に適するとともに、これには大量の水が必要で、そこには魚が棲むことから、米と魚の文化が生まれた。
これに対して、西アジア・中央アジアおよびヨーロッパなどでは、寒冷乾燥な気候であることから、麦作が盛んで小麦が主な食料となっている。
これには牧畜が伴い、乳を出す牛や羊などが飼われることから、肉と乳が組み合わされた食生活が営まれた。
米は脱穀して精米すれば、そのまま粒で食べることが出来るが、小麦は外皮が剥がれにくく粉食とするほかないので、パンやナンあるいは麺となる。これらを食事のメインとしながら、牧畜による肉と乳製品を利用するため、麦と肉の文化が展開をみた。
(詳細は本文にて・・・)
静岡県 天空の茶の間 (イメージ)
静岡県 天空の茶の間 朝焼け (イメージ)
静岡県 大地の茶の間 夕焼け (イメージ)
静岡県 黄金の茶 (イメージ)
ZIPANG TOKIO 2020「農林水産省 日本食文化テキストより【日本食の歴史】」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1613370
※現在、2150件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
新サイトの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/
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ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
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最近の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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