ZIPANG-7 TOKIO 2020 作曲家フェデリコ・モンポウ生誕130周年記念コンサート「カタロニアの風」東京公演開催  =カタルーニャ文化 と 現代日本との邂逅(かいこう)のひとときを=

「カタロニアの風」実行委員会(所在地:東京都杉並区、実行委員長:礒村 隆広)は、カタルーニャの作曲家フェデリコ・モンポウ生誕130周年記念コンサート「カタロニアの風」の東京公演を2023年11月21日(火)に「ルーテル市ヶ谷ホール」(東京都新宿区)にて開催いたします。


フェデリコ・モンポウ生誕130周年記念コンサート「カタロニアの風」


2023年はバルセロナ出身の作曲家フェデリコ・モンポウの生誕130周年にあたります。今回のコンサートは、モンポウ生誕130周年を契機にフレデリック・モンポウ財団(スペイン・バルセロナ)とも連携し、日本人により編曲されたモンポウの作品と、それにインスパイアされた日本人作曲家による演目を主としています。


それらを日本人によって演奏を行うことで、モンポウ作品、さらには“カタルーニャ文化と現代日本との邂逅(※)”という視点を日本の皆様へお届けするものです。

(※)邂逅(かいこう):思いがけず巡りあう事、偶然の出会い


■フェデリコ・モンポウについて

フェデリコ・モンポウ(1893-1987年/スペイン・バルセロナ)は小品作曲家としてとりわけ名高く、「繊細」「内省的」「静謐」と評される、短い即興的な作品を作曲しました。フランス近代音楽、とりわけ印象主義音楽に影響された作風を採り、最低限に抑え込まれた楽曲の展開、非常に小さな形式を枠組みとした表現、近代的な和声法といった音楽語法が見られます。


故郷のカタルーニャの民謡を採り入れたものもありますが、その音楽は世界に通じる普遍性を持っています。モンポウの作品の多くはピアノ曲で、その他にも声楽曲と少数のギター曲などがあります。


                                        作曲家フェデリコ・モンポウ


■「カタロニアの風」について

今回の記念コンサート「カタロニアの風」では、世界的ギターリストの鈴木一郎が作曲家の故平吉毅州に依頼して、ギターと弦楽四重奏のために7曲が編曲された、モンポウ作品を代表する連作「歌と踊り」と、平吉が作曲した「カタロニアの風」を中心に構成されています。


さらに新進気鋭の作曲家、松崎国生(※崎の字は正しくはたつさき)により弦楽四重奏のために編曲された「子供の情景」や、ギターで参加する徳永真一郎によってヴァイオリンとギターのために編曲された「高み」、そしてモンポウオリジナルのギター作品「コンポステラ組曲」などの作品でプログラムが構成されています。


これによりモンポウの音楽が持つ地域性、独自性のみならずその拡張性を表現し、モンポウとその故郷であるカタロニアに対する日本人の理解を深めていただき、真の国際交流に貢献することを目的としています。

※なお平吉編「歌と踊り」第7曲(原曲第14番)は今回が世界初演となります。


                                                作曲家 故平吉毅州


<演奏曲>

(1)F.モンポウ/松崎国生編曲『子供の情景』(弦楽四重奏)

(2)F.モンポウ/徳永真一郎編曲『高み』(ヴァイオリン、ギター)

(3)F.モンポウ『コンポステラ組曲』(ギター)

(4)F.モンポウ/平吉毅州編曲 7つの『歌と踊り』(ギター、弦楽四重奏)

(5)平吉毅州 『カタロニアの風』(ギター、弦楽四重奏)


<出演者>

徳永真一郎(ギター)/ヤンネ舘野(ヴァイオリン)/木下真希(ヴァイオリン)

中田美穂(ヴィオラ)/佐藤響(チェロ)


         左から徳永真一郎(ギター)・ヤンネ舘野(ヴァイオリン)・木下真希(ヴァイオリン)


                                    左から中田美穂(ヴィオラ)・佐藤響(チェロ)



■公演概要

公演名:フェデリコ・モンポウ 生誕130周年記念「カタロニアの風」

<東京公演>

日程 : 2023年11月21日(火)19:00開演(18:30開場)

会場 : ルーテル市ヶ谷ホール

所在地: 東京都新宿区市谷砂土原町1-1


料金 : 全席自由:一般 4,000円/学生 2,500円(ともに税込)


<京都公演>

日程:2023年10月29日(日)15:00開演(14:30開場)

会場:大江能楽堂


<神戸公演>

日程:2023年10月30日(月)14:00開演(13:30開場)

会場:旧グッゲンハイム邸

※「京都公演」「神戸公演」の詳細は公式ページをご確認ください。


■主催者概要

主催者: 「カタロニアの風」実行委員会

所在地: 東京都杉並区南荻窪2-15-12-313

代表 : 実行委員長 礒村 隆広

企画 : みのりの眼

制作 : みのりの眼、ArTRANDOM


■「カタロニアの風」企画の背景

フェデリコ・モンポウ作品の大多数はピアノ曲と歌曲で占めているため、一般の方に多く知られている存在ではありません。しかしそのカタルーニャの文化に根ざしつつ深い内省に基づいた表現は、世界中の人に繋がる普遍性を持っています。


本公演では演奏される作品の多くがモンポウのオリジナル作品を室内楽編成に編曲されていることから、ピアノ曲や歌曲の愛好者以外の方にもモンポウという作曲家がもつ魅力と普遍性を理解して頂ける大きな契機と考え記念コンサート「カタロニアの風」を企画しました。


また本公演で演奏される作品の中核をなす平吉毅州の作品はギターと弦楽四重奏との五重奏というきわめて稀な編成となっており、来場される方々に音楽の可能性を広げる良い機会になることは極めて大きな意義があるものと考えています。


コンサートという形式は、演奏家と聴衆とがそのリアルな演奏を通じて直接交流するコミュニケーションの場でもあり、西洋文化であるクラシック音楽作品への深い理解と、それを再現する日本人の高い演奏技術との相乗効果によって聴衆の心へ語り掛けることで、真の国際交流の場へと昇華してゆきます。


本公演は単に音楽の楽しみを提供するだけでなく、世の中の真の国際交流への道標(みちしるべ)となることを目指しています。


■今後について

当実行委員会は、名称を変更し、今後もコンサートの企画制作を通じて、あたたかい他者とのつながりを世の中に取り戻したいと考えています。世の中には無名でも素晴らしい作品がたくさん存在しています。


さまざまな理由でその存在が忘れ去られたり無視されてきたりしたものにも価値は必ず存在し、人々が文化の多様なあり方を理解したとき、世の中は今よりきっと豊かになると考えています。わたしたちはそのことを信じて、それらが実際に演奏されて人々に鑑賞される機会をこれからも数多く作ってまいります。


編集後記

ご存知、カタルーニャ州はスペイン北東部に位置し、コスタブラバ(野生の海岸)をはじめとした個性あふれるビーチリゾート、ピレネー山脈等で知られ、また南フランスと国境を接しており、マルセイユから海岸線を夜行列車で行くことが出来ます。


建築家アントニオ・ガウディ「サグラダファミリア(聖家族贖罪教会)」


ガウディ サグラダファミリア内部のステンドグラス


バルセロナの古い街並みの先に…カサミラ屋上からサグラダファミリアを望む


バルセロナ「カサミラ」屋上から表通りの街並みを望む


アントニオ・ガウディ「カサミラ(ラ・ぺドレラ)通称:石切り場」


カサミラ 玄関入って最初の内部吹き抜け空間


カサミラ屋上には色やデザインの異なる無数の煙突が・・・


ガウディのデザインによる椅子


カタルーニャ(州都はバルセロナ)は、建築家アントニオ・ガウディ、ドメネク‣ィ・モンタネール、芸術家ピカソ、ミロ、ダリの故郷としても有名ですが、小生にとってのバルセロナは(天の声:サッカーかいな⁈)いえいえ、(天の声:きっと13世紀の古い街並みやな⁉)とんでもない(天の声:食い意地が張ってはるあんさんの事やさかいに、どうせカタルーニャ伝統料理「ビキニ」やろ。焦らさんと、早う言うてみいや!)
言おうか言うまいか…ああ迷ってまんねん~‼

ほんならゆうけんどよ、それはのうアレや(阪神の優勝とちゃうで!こない見えたかて生粋のドラゴンズファンや❣)『バルセロネタの海岸』よ❣
(天の声:なんやてかこのアカンタレが!どうせそんなこっちゃろおと、思うとったわい)


バルセロナ バルセロネタビーチ もっと容量の大きな画像もありますが、実はプライベートビーチのような岩場が点在するコスタブラバ(野生の海岸)ほどではありませんが、容量を大きくすると、余計な所が映し出される可能性がありますので、このあたりで失礼いたします。あとは、自信のおありの方は実際に現地にてご体験を!



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。



イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、ローマにある世界最古の音楽大学のひとつサンタ・チェチーリア国立アカデミア(Accademia Nazionale di Santa Cecilia)と共同主催で、「フェンディルネサンス -アニマ・ムンディ」と題したストリーミングイベントを開催します。

舞台は、フェンディが本拠を置くローマの美しき「イタリア文明宮(Palazzo della Civiltà Italiana)」。イタリアを代表するオーケストラのひとつ サンタ・チェチーリア国立管弦楽団と、バイオリニストのアンナ・ティフ(Anna Tifu)が招聘され、アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi)作曲の「四季」から「夏」を演奏、その際にアンナ・ティフは3着のフェンディ クチュールコレクションをまといます。



サンタ・チェチーリア国立アカデミアについて

世界最古の音楽大学のひとつ。1585年に正式に創立されて以来、「地元の」音楽家の団体から現代的なアカデミアと世界的名声を博する管弦楽団へと進化を遂げる。サンタ・チェチーリア国立管弦楽団は、交響曲のみをレパートリーとするイタリアでは初めてのオーケストラであり、レスピーギの「ローマの噴水」や「ローマの松」など、1900年代の名曲を初演。

1908年の創立以来、マーラー、ドビュッシー、サンサーンス、シュトラウス、ストラビンスキー、シベリウス、ヒンデミットトスカニーニ、フルトヴェングラー、デ・サバタ、カラヤン、アバドといった20世紀の巨匠から、ゲルギエフ、ティーレマンドゥダメル、テミルカーノフを初めとする現代の目覚ましい才能に至るまで、数々の名指揮者を迎え、ベルナルディーノ・モリナーリ、フランコ・フェラーラ、フェルナンド・プレヴィターリ、イーゴリ・マルケヴチ、トーマス・シッパーズ、ジュゼッペ・シノーポリ、ダニエレ・ガッティ、チョン・ミョンフンが音楽監督を務めてきました。

1983年から1990年まで、レナード・バーンスタインが名誉総裁を務め、2005年からサー・アントニオ・パッパーノが音楽監督を務めています。



アンナ・ティフについて

イタリア・サルデーニャ島南部の都市カリアリに生まれ、6歳でバイオリンを始める。8歳で早くも人前で演奏を披露し11歳でソリストとしてフランス国立ロワール管弦楽団と共演してデビューを飾り、12歳でミラノスカラ座でのブルッフのバイオリン協奏曲を演奏。15歳でカリアリにて特別名誉ミュージックディプロマを授与されています。

クレモナのワルター・スタウファー・アカデミーと、シエナのキジアーナ音楽院でサルヴァトーレ・アッカルドに師事し、2004年にキジアーナ音楽院にて名誉修了証書を取得。モーツァルト・ゲゼルシャフト・ドルトムントの支援を受け、17歳でフィラデルフィアのカーティス音楽学校に入学を認められ、アーロン・ローザンド、シュムエル・アシュケナジ、パメラ・フランクに師事しました。

後にカリアリ国際音楽アカデミーから奨学金を得てパリで学び、高等師範学校にて演奏家資格ディプロマを取得。サンタ・チェチーリア国立管弦楽団を初めとする世界有数のオーケストラや室内楽団、世界的に有名な指揮者と共演しています。

ブカレストで開催された2007年ジョルジェ・エネスク国際コンクールで優勝したアンナ・ティフは、同世代有数のバイオリニストのひとりとみなされています。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-4 TOKIO 2020 〜 世界は新時代へ向う 〜 「フェンディ ルネサンス - アニマ・ムンディ」イタリア文明宮から特別公演をストリーミング配信!
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8569840



横浜 国指定名勝「三渓園」  紅葉


古建築と観月会

横浜市が誇る名勝庭園「三渓園」にて、三重塔など重要文化財をライトアップ!中秋の名月が輝く下で、リュートの演奏と日本舞踊やジャズ、琴、琵琶などを指定席で鑑賞できる『観月会』を開催!!

中秋の名月が輝く下で、ゆったりと演奏を楽しむことがでる指定席を用意。


横浜 三渓園 和楽器アンサンブル アトリエ筝こだま 代表 児玉寛子


横浜 三渓園 シャンティドラゴン 金剛 督(サックス) 林 あけみ(ピアノ)

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-5 TOKIO 2020横浜市が誇る名勝庭園「三渓園」にて『観月会』を開催!!
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/21204723



震災から10年という節目に、東京オリンピックに投資する政府や大企業たち。被災地復興は忘れられているのでしょうか。現地で苦労している人々のリアルを拡散するべきタイミングは、今ではないでしょうか。遅すぎることはない。そう信じてBenjamin Skepperはプロジェクトを進行いたします。


岩手県 陸前高田市 今泉天満宮

ベンジャミン・スケッパー氏は、奇跡の一本松のヴァイオリン製作者の中澤宗幸氏からTSUNAMIチェロを譲り受けました。音楽の力を復興への一助とするべく、この今泉天満宮の地からプロジェクトを開始します。


岩手県 陸前高田市 津波襲来のあとを示す形に、今泉天満宮・天神大杉の一部を伐採(前)


岩手県 陸前高田市 津波襲来のあと示す形に、今泉天満宮・天神大杉の一部を伐採(後)


現存する御神木、一本だけ残った杉の木は、このプロジェクトのスタート地点。1本の木が増えていき、100本の林、1000本の森になるように、人々の鎮魂の思い、復興のきっかけが徐々に増えていきますようにと、願いをこめて活動していきます。


目的は、

「忘れているひと」に、「忘れつつあるひとたち」に、「知らない人」に、現状を伝えること。真に、現地の力になること。

陸前高田市が津波に飲み込まれている映像が、当時、繰り返し、繰り返し報道された。その実情、現状は、にわかに信じがたいほどに、悲しい映像だった。どん底から立ち直れるのか、絶望を受け入れるのか、現地の人々の心のよりどころだったこの神社の復興過程を取材することで、被災地のリアルを知ることができるかもしれない。

音楽には力がある。ーー時空を超え、人の心を癒す糧になると信じてーー


ZIPANG-5 TOKIO 2020 音楽には力がある。時空を超え、人の心を癒す糧になると信じて~東日本大震災復興10周年~

https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/15480694



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ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
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ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
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ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
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ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
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ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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