ZIPANG-7 TOKIO 2020 アーツ・アンド・クラフツ と デザイン(11月5日迄開催)【そごう美術館】

アーツ・アンド・クラフツとデザイン

ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで


ウィリアム・モリスらのデザインによる、

ロンドン郊外のアーツ&クラフツ運動の拠点 レッドハウス 

「レッドハウス」のインテリア。ケルト文様をモチーフにしたファブリック。

家具デザインから、ガラス食器やキャンドル・スタンドまでをもデザイン。バーン・ジョーンズがステンドグラスと暖炉廻りのタイルをデザイン。         編集局イメージ


ウイリアム・モリスのデザインによる刺繍の壁掛けや、フィリップ・ウェブの家具デザイン

                                  編集局イメージ


ロンドン郊外のウイリアムモリスらによるアーツアンドクラフツ運動の活動の拠点となった「レッドハウス」                          編集局イメージ


人間性の復興を唱えるアーツアンドクラフツ運動とは

急速な工業化による経済成長で、都市部は過密になり、周辺へのスプロール現象がおこり、平和な田園風景も失われつつあります。そして一段落してみると、増え続けてきた住宅にも、質が求められる時代になってきました。


これは、産業革命を早めに成し遂げたイギリスの、19世紀の状況でもありました。 当時の文化人であったジョン・ラスキン(1819~1900)は、こうした工業化による都市や建築の変貌を鋭く批判し、中世に範を求め、芸術や社会に人間性の回復を唱えました。


これを受けて、美術、工芸に手づくりの良さを取り戻そうと、実践したのがウイリアム・モリス(1834~1896)らのアーツアンドクラフツ運動です。


モリスは、裕福な家庭に生まれ、幼い頃から、歴史小説等の読書が好きで、オクスフォード大学へ進学してからは、ラスキンらの書物に影響され、芸術や社会改革への関心が高まっていきました。


そして、画家、建築家、工芸家等、志を同じくする若者が集まり、共同して活動するようになったのです。1859年、美少女モデルのジェインと結婚する際に、仲間で協力し、理想の家づくりを目指して建てたのがレッドハウスでした。


ロンドン郊外の果樹園つきの牧場地を買い取り、家のプランはL字形で、外壁は急勾配の屋根と外壁で、素朴な造りとなっています。ここでは友人のフィリップ・ウェブ(1831~1915)が設計を担当し、家具デザインから、ガラス食器やキャンドル・スタンドまでをもデザインし、バーン・ジョーンズがステンドグラスと暖炉廻りのタイルを、そして、モリス自身も、刺繍の壁掛け等のデザインをしました。


この後、1861年、モリス・マーシャル&フォークナー商会が設立され、装飾デザイン、壁紙、ステンド・グラス、テキスタイル、カーペット、家具等、中世のクラフツマン・シップを取り戻すべく、製作販売が行われていったのです。


そして「建築のあらゆる仕事は協同の仕事である」というモリスの言葉が示すように、各分野のアートとクラフトの統合である建築づくりを目指したのでした。



フランク・ロイド・ライト「旧帝国ホテル」


「東洋の宝石」と呼ばれたフランクロイドライト設計 旧帝国ホテル   編集局イメージ


旧帝国ホテル 夜間ライトアップは季節限定(明治村)         編集局イメージ


        フランク・ロイド・ライト 旧帝国ホテル模型  ©文化庁 


フランク・ロイド・ライト ニューヨーク グッケンハイム美術館 砂糖菓子のようでもあり一見柔らかそうで優しく美しい特徴的な螺旋の建築         編集局イメージ


                  木洩れ日

ニューヨーク グッケンハイム美術館前の通りで美術館の優しいインテリアが大好きという仲の良いご夫婦にカメラを向けるとベンチに座ってポーズを⁈…自然体がいい❣



アーツ・アンド・クラフツ と デザイン

ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで


主 催 そごう美術館
後 援 ブリティッシュ・カウンシル、神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
企画協力 ㈱ブレーントラスト
協 賛 ㈱そごう・西武



会場 そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)
〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1
電話:045(465)5515[美術館直通]


展覧会概要

19 世紀後半にイギリスで興ったアーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻すこと、さらには、生活と芸術の一体化することを目指しました。


中心人物となったウィリアム・モリス(1834-1896)の思想と実践は、同時代の作家に広く受け入れられ、イギリス全体、そして世界各地へと広まります。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)らも参加し、運動は新たな展開を見せました。


手仕事の復興を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動は、美術や工芸、建築だけにとどまらず、産業や人々の生活文化にも影響を与え、その思想は現代の日本にも息づいています。


本展では、各地の歴史や文化を反映し発展したアーツ・アンド・クラフツ運動の歩みを、テキスタイルや壁紙・家具・金工など、約170点の作品を通じてご紹介いたします。


展覧会のポイント

① ウィリアム・モリス

アーツ・アンド・クラフツ運動の中心人物となったウィリアム・モリス。手仕事が生活と結びついていた中世を理想とし、多方面にわたって精力的に活動しました。モリスの多様な仕事の中から、壁紙、ファブリック、そして晩年のライフワークとなったケルムスコット・プレスなど、代表作をご紹介します。


② アーツ・アンド・クラフツの展開

モリスの思想と実践は、当時の人々に大きな影響を及ぼします。ウォルター・クレインや

ヴォイジー、ド・モーガン、アシュビーら芸術家たちは、壁紙・タイル・家具・金工など様々な分野にわたって作品を生み出しました。また、アーツ・アンド・クラフツ運動は、リバティ商会をはじめとする企業の活動によっても広がりを見せます。


本展では、イギリスを中心とした、アーツ・アンド・クラフツ運動の豊かな展開をご覧いただけます。


③ アメリカにおけるアーツ・アンド・クラフツ

世界各地へと広がったアーツ・アンド・クラフツ運動は、その地の文化や風土、社会情勢を反映し展開していきます。アメリカでは、機械工業を柔軟に取り入れることで、独自の発展を遂げました。


本展では、ティファニー・スタジオやフランク・ロイド・ライトなどの作品を紹介いたします。また特別展示として、フランク・ロイド・ライトの作品《マーティン邸のステンドグラス・ドア》と、映像とのコラボレーションをお楽しみいただけます。 


見どころ

⽣活を豊かにする、美しいデザイン


ウィリアム・モリス《格⼦垣》1864年 Photo © Brain Trust Inc.


ウィリアム・モリスが、初めてデザインを手がけた壁紙です。
生垣に絡みつくバラ、バラに集まる虫、そして虫を狙う鳥たちが描かれています。躍動感にあふれた壁紙は、部屋の中を、まるで庭の中であるかのように演出します。


モリスは、新婚時代を過ごした家、レッド・ハウスにあるバラの生垣からデザインの着想を得たといわれています。


レッド・ハウスは、モリスが友人たちと協力し設計から室内外の装飾に至るまでを手がけた住居です。レッド・ハウス建造の経験は、モリスの人生に大きな影響を与えました。


ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年 Photo © Brain Trust Inc.


ウィリアム・モリス《孔雀と竜》1878年 Photo © Brain Trust Inc


ウィリアム・モリス 暖炉の衝立《花の鉢》1890年頃 Photo © Brain Trust Inc


.ジョージ・ワシントン・ジャック《サーヴィル肘掛け椅子》1890年頃
Photo © Brain Trust Inc. 


ウォルター・クレイン《孔雀》1860年代 Photo © Brain Trust Inc. 


チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー《ポピー》1895年頃
Photo © Brain Trust Inc. 


ウィリアム・ド・モーガン《バラと格子》1872年頃 Photo © Brain Trust Inc.


ウィリアム・アーサー・スミス・ベンソン《卓上ランプ》Photo © Brain Trust Inc. 


アーチボールド・ノックス《ピューターとエナメルの3点組ティーセット》1900年頃
Photo © Brain Trust Inc. 


ジェームズ・クロマー・ワット《ホワイトメタルのエナメル・ペンダント》1920年頃
Photo © Brain Trust Inc. 


ジョン・ウォルシュ・ウォルシュ《カットグラスの扇型花器》Photo © Brain Trust Inc. 


ティファニー・スタジオ《三輪のリリィの金色ランプ》1901-1925年頃
Photo © Brain Trust Inc. 


グスタフ・スティックリー《スピンドル・サイド・チェア》1907-1910年頃
Photo © Brain Trust Inc.



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


                                                       鉄斎美術館


鉄斎と茶の湯

近代文人画の巨匠・富岡鉄斎は、煎茶文化に造詣が深いことで有名ですが、その一方で、茶の湯の世界にも精通し、関係の作品を数多く造しています。千利休をはじめとする茶人の著述、肖像、茶室などを考証して、根底に流れる精神を理解することに努めました。

また、茶法にとらわれない茶人丿貫※や豊臣秀吉が催した北野大茶会などの逸話を愛しました。鉄斎が京都の名工たちと合作した道具類と、茶の湯にまつわる書画をお楽しみください。

※丿貫( へちかん )は、戦国時代後期から安土桃山時代にかけての伝説的な茶人。なお「丿」は漢字である。武野紹鴎の門で茶を修め、美濃の出とも言われる。


                         京都繊維工芸大学 美術工芸資料館 近代デザインの誕生


「デザイン」という語は、現在では幅広い意味で用いられています。意味の拡大は20世紀後半以降、急速に進みました。デザインをテーマにした展覧会も最近では頻繁におこなわれるようになっています。いまやデザインは巷に溢れていると言ってもよいでしょう。


ロンドン郊外のアーツ・アンド・クラフツ運動拠点レッドハウス丸窓      ©鎹八咫烏


水戸 本土寺 丸窓から庭の紅葉を愛でる


飛騨高山 善光寺 天然素材の竹を格子に編んだ丸窓

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-3 TOKIO 2020 令和の時代 「美と文化と建築・デザイン」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6138136



神奈川県 森戸の夕景 (葉山町)


北斎かな⁇残念!実写ですよ! 鎌倉「森戸の夕景(葉山町)」でした。

岩礁が織りなす景観はすばらしく、森戸神社の境内に飛柏槙やこの付近の千貫松、御殿跡などがさらにその景観を盛り上げていますね ⁉

葛飾北斎の富嶽三十六景《東海道程ヶ谷》…それにしても構図が似ているような・・・ 小生も騙されましたよ(苦笑)

交通アクセス

JR横須賀線逗子駅又は京急線新逗子駅から海岸回り葉山行きバス森戸神社前下車


葛飾北斎 富嶽三十六景 程ヶ谷宿


葛飾北斎 富嶽三十六景 保土ヶ谷


冨嶽三十六景《東海道程ヶ谷》

程ヶ谷は現在の横浜市保土ヶ谷区。程ヶ谷宿近くの品野坂は松並木が見事であったという。北斎はその松の枝振りを見事にとらえて描いています。

前面の人物の描写も面白い。特に中央の馬子が、松の間から見える富士を仰ぎ眺めているが、この男のしぐさによって、遠方の富士との距離感が一気に伝わってくる。この馬子が牽く馬や背には永寿堂の家紋が見えています。

また、富士もよく見ると南側(画面左側)の斜面の雪が解けていて、描かれた季節が晩春であることがうかがえる。初摺りのイメージの版では人物の歩く地面や富士の裾野の山々に、明るい緑色が配されていたが、この版では藍色を主とした配色になっています。

改めて見直すと人物が描かれているか?否かの違い!

この場所世界遺産に値する! ーー鎹八咫烏の呟き

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~古都鎌倉の地で「街並みに調和する町家の意匠と暮らしを再構築」するリノベーションを実現~
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/17875741




1: 世界デザイン博覧会景観演出計画

WORLD DESIGN XPO 89 はデザイン都市を目指す名古屋の白鳥会場、名古屋城会場、名古屋港会場の3会場で開催。未来の都市の景観演出の実験の場とした。まずこれは実践例の白鳥会場の色彩構成パレットである。

(詳細は本文にて・・・)

「白鳥会場」

テーマカラーは日本の「赤」、主カラーはハイテクを表す「白」、それを支える「5色のグラデーション」形は中央を表すマルである。

中央の白鳥会場はヤマトタケルの命が白鳥となって飛び去った悲しい物語の断夫山古墳や、三種の神器草薙剣が祀られている熱田神宮に接し、古代都市伝説と新しき未来・ハイテクの大空間である。

まず取り巻く周辺地域景観をよく見渡し理解し、全体景観の支配的となるドミナンスをイメージし、敷地の中の方針を練る。

敷地全体を100として色彩の割合を決める。ドミナンスカラーとなるベースカラーは面積を広く、テーマカラーは色面積の1/20以下に抑える。問題となる参加企業のコーポレートカラーも極力少ない面積にすると品良く効果も上がるとし、そして細部になる配合色は、ハイテクイメージのグラデーションが似合うとした。


形の四角とテーマカラーの緑を全体が引き立てあっている


景観演出は夜間がとても大切である 灯りも香りも音も当然色彩も


「名古屋城会場」

日本は城郭・神社仏閣・文化財や古き良き街並み、建築物の周囲の電柱・看板・建築・植栽も含めその他を整理整頓し美しき文明国にしよう。そうすれば国全体が徐々に江戸時代のように、浮世絵の世界のように、人の心も穏やかになり、いじめも犯罪も子供の自殺も無くなってくるだろう。

環境が人を育てる。

爆撃で炎上消失した城郭国宝第一号指定の名古屋城復元は、今から周辺環境をもそれらしく調和をさせよう。

規模は違うが市民の瓦一枚運動から復元した、明智光秀の亀山城のように優しく城の姿が蘇り、市民の心の拠り所となるだろう。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 色彩デザイン実践講座 事例2 世界デザイン博覧会景観演出計画 ~カラフルデザイン・色パレットの勧め~【寄稿文】林 英光
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/22047224



画像:倉俣史朗 《ミス・ブランチ》 1988年
武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵 撮影:佐治康生


武蔵野美術大学 美術館・図書館では、「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」を開催します。

当館は1967年の開館以来、コレクションの柱の一つとして近代椅子を収集してきました。現在所蔵数は400脚を超え国内有数の規模を誇ります。

本展は、この中から精選した約250脚の近代椅子を当館の1階2階の全フロアに展開し、コレクションの全容を紹介するとともに、近代椅子デザイン史を俯瞰する、当館にとって初めての試みとなります。

会場内に並ぶ一脚一脚の椅子には、素材や技術をはじめ時代、地域、思想の背景があり、これらの椅子を座り比べることで、それぞれの椅子の特長と椅子デザインの変遷を体感する機会となることでしょう。


倉俣史郎氏                              Ⓒ鎹八咫烏


倉俣史朗氏(以下倉俣)

僕はデザインというのは、自分自身を表現する方法だと思ってやっています。ある意味では詩をつくるように、例えば椅子をデザインした時にこれを作ったら売れるだろうというような考えはあまりなくて、まず自分が作りたい、表現したいということから始まりますね。

それが結果としていつか製品化されるということはあっても、最初から商品化する目論みでやるというのは非常に少ないケースです。ですから16年も前にデザインした家具が、やっと一昨年から生産し始めたということもあります。

🐦えっ、そんなこともあるんですか。

倉俣

自分のためというとちょっと大袈裟かもしれませんが、そこからまず考えますし、ある意味では、そのプロセスで自己発見、あるいは自己遭遇みたいなものを期待したい。そういう意味で僕はあまりプロフェッショナルではないかもしれませんね(笑)

あらゆる制約の中で、なおかつ抜きんでるものが作れることが本当の才能だと思うのですが、外国との仕事をしながら反省もしています。

🐦エキスパンドメタル(金網)でつくられた椅子やガラスを組み合わせた作品など、どちらかというと、いままであまりインテリアには見ないような素材を使われていますね。

倉俣

素材でいえばより人工化されたものが好きなんです。

🐦人工化されたものということは?

倉俣

人工素材。例えばガラスだとかプラスチック、メラミン樹脂、金属製のものなど、より人工的な中で出来てきたものです。

自然の分厚い木なども嫌いではないけれど、そういう時間の軌跡や傷跡を感じるような素材は、僕自身あまり興味がありません。人間の行為の跡が見えるような使い方も。

行為が見えるということは時間の経過が見えるということだと思うのですが、なぜかそういう表現や素材に対してあまり興味がない。もっと時間が消えちゃうようなものがいいですよ。

🐦デザイナーの中には自分の創作されたものを残したいとお考えの方も多いと思いますが、倉俣さんの場合はいかがですか。

倉俣

そういう気持ちは全然ないですね。作ってしまったらもう終わり、過去ですから。先ほどの話の16年前の家具も、僕自身にとって興味は全く無いですね。

お金につながることはありがたいことですが、過去というものも振り返ればそれなりに居心地もいいのでしょうが、僕の場合それがあまり気持ちのいいものではない・・・

🐦デザインを考える場合、機能があって次に楽しさ、と考えられがちですが、倉俣さんは機能よりも何よりも最初に自分の表現というか、そういうものを前面に出されるという?

倉俣

そうですね。使い易いということが必ずしも機能的ということではなく、もっとメンタルなもの含んでこそ機能だと思うのです。これまで機能というと、ただ一次元的に便利とか使い易いというだけでずっと来たような気がするんですね。

それに対して僕はちょっと疑問があったし、二十数年前から家具をつくり始め、当時も、面白いが機能的でないとか、合理的でないと言われたのですけれども、むしろ僕はそちら側に本当の合理性とか機能性というのがあるんじゃないかという考えがずっとありました。

必ずしも便利が全てのデザインの要素ではなく、座らないで一日見てしまっていることもあるし、その時その椅子が空間を触発したり、コミュニケーションできたりするというようなことも大事なんじゃないかなと思うんです。

勿論、座って長時間作業をする場合の椅子には、本当に人間工学的な部分が必要だと思うのですが、そういうものに対してもプラスアルファの何か、例えば色の問題など、もっといろんな可能性が求められてもいいのでは、と思うんです。

まあ、どちらにしても僕はあまり真面目じゃないんです(笑い)

約半日に及ぶインタビュー、その後、歩いて15分位のところにあるインテリアデザインを依頼された建築途中の現場にもご案内いただき解説していただきました。(合掌)

本日はさわりのみとなりましたが、機会があれば続きをご紹介できればと思っております。これからデザイナーを目指される方たちのお役に立てれば幸いです・・・

次のこのような機会には「栄久庵憲司氏」のインタビューの様子をご紹介できればと思います。

(天の声:おいおいお前さん!これ迄にそうやって安請け合いして1年先になったことがあったんじゃなかったっけ⁈皆さん余りあてにされないほうが・・・(?_?)まぁ、誰もあてにしてないからいいけどさ…カア~!!!)

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-6 TOKIO 2020【武蔵野美術大学 美術館・図書館】展覧会「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」開催と~倉俣史朗~「倉俣以前・倉俣以後」

https://tokyo2020-6.themedia.jp/posts/34404318/



スイス伝統文化と日本人の匠の血が結実!SWATCH新社屋


スウォッチAG は本年10 月3 日、約5 年の施工期間を経て竣工した新社屋(スイス・ビール市)にて、この度お披露目を兼ねた盛大なる落成式が執り行われました。 この、世界最大級の木材構造建築物となる新社屋を設計したのは、日本人建築家、坂 茂氏。

この新社屋は創業1983年、あの世界中の若者を魅了した、お手頃価格ながら美しくファッション性の高いSWATCH のように既成概念にとらわれず、時代のニーズの本質を追求した建築物で、スウォッチAG 社史に新たなページを刻むこととなりました。

イタリアのミラノドーモを完成させたスイス伝統の木工技術は、その頑な基本理念を貫く姿勢においてこそ、見事に伝承されていると拝察した次第です。

(詳細は本文にて・・・)


                建築家 坂 茂 氏


ZIPANG-3 TOKIO 2020 世界最大級の木材構造建築物完成「SWATCH のコンセプトとスイス伝統文化と日本人の匠の血が結実!」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7113723



歌川広重 東海道五十三次 鳴海


名古屋市有松伝統的建造物群保存地区 のご案内

名古屋市は愛知県西部に位置し,保存地区は,名古屋市の南東部,尾張丘陵を横断する 東海道沿いにある。地区の北側には,藍染川( あいぞめがわ )の通称で呼ばれる手越川 (て ご し が わ) が流れる。

保存地区は,慶長13年(1608)の尾張藩による移住奨励によって桶狭間村 (おけはざまむら )に開か れ、まもなく有松村 (ありまつむら )として独立した集落を起源とする。

最初の移住者が考案したとされる 絞り染めが,「有松 絞 (ありまつしぼり) 」の名で東海道の往来者向けの土産物として知れ渡るにつれ,藩の 庇護の下,江戸時代を通じて絞り染めが産業として大きく発展し,町並みも拡大した。

創業の初期には,絞り染めの製造販売の全工程を絞商が行っていたようであるが,染め や括りの技法の発展や,需要の増大に伴い,18世紀の中頃からは分業が成立し,絞商の 豪壮な屋敷構えと,諸職の町家が混在して建ち並ぶ特徴ある町並みが形成された。

近代に 入って藩の庇護を失い,街道の往来も減少すると,店頭商いを原則としていた有松絞は一 旦衰退するが,卸業への転換を図って販路を拡大するなどして再興し,明治後期から昭和 初期にかけて最も繁栄した。

(詳細は本文にて・・・)


千本格子が年季を感じさせる 名古屋市 有松伝統的建造物群保存地区


ZIPANG TOKIO 2020「絞商の豪壮な屋敷構えを特徴とする,絞り染めで発展した東海道沿いの町並みと有松絞り」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1542303/



う~む…。 焼き杉と漆喰、そして屋根には手捻りの銅版が張られ、頂上には日本の祝いの象徴冬雪に耐えるはずの骨太の松の木がそびえるのであります。

屋根には、自然環境と建築の対立的関係を調停する力があります。

工業製品の中で一番、自然環境に合うものを探して見つけたのが銅板でした。

銅板は手で曲げることができる、風化しても美しい、のふたつの性格から自然素材に近いのです。 「焼き杉」は杉の表面を炭化させることで腐食を防ぐ工法です。間を開けて「漆喰」を塗ることで横の歪みが吸収され、白黒のコントラストで雨の日も沈まない印象になっています。


左は銅葺き屋根の「本社」と右は草屋根のショップ、手前には青々とした江州米の田んぼが広がる。「ササニシキ?」「コシヒカリ?」、きっと「日本晴れ?」


そういえば以前に訪ねた瀬田の唐橋から信楽へ抜ける街道の田んぼで、農家の方が「砂地でとれる米が一番美味しい、この辺りの米はほとんどが京都の寿司屋に買われていくんだよ」と言ってたのを思い出した。

それでは最初は、滋賀県、近江商人の故郷「五個荘町」「日野町」「長浜」と並ぶ「近江八幡」の

『森とお菓子と、これからと。たねやグループは、自然と共に。』がキャッチフレーズのお菓子のたねやグループのフラッグショップ店《ラ コリーナ近江八幡》からご紹介します。

近江商人訓には「勤勉努力」「始末倹約」「正直堅実」「陰徳善事」とあります。

さて、「たねや」さんでは!

(詳細は本文にて・・・)


               建築家 藤森照信 氏


ZIPANG TOKIO 2020「自然とともに!建築家 藤森照信建築作品 と(公社)インテリア産業協会設立35周年記念インテリアフェスティバル2018」のご案内
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4366578



※現在、2150件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


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ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
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ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
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ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
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ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
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ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
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ZIPANG-7 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

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