国府地域について
高山市国府町 飛騨地方のなかでも、特に高山盆地や古川・国府盆地では朝霧が発生しやすい。眼下には、霧が晴れた十三墓峠上り口の集落が見え、遠くかなたには、御嶽、乗鞍が望める。昔から「霧の出た日は、天気が良くなる」と言われている。
高山市国府町 map
飛騨国府は、高山市の北側に位置し、歴史、民俗、自然などの日本の原風景が色濃く残る、ぬくもりと懐かしさに満ちた郷です。
宇津江四十八滝川
高山市国府町宇津江砂場の清水
高山市国府町「花の森」四十八滝山野草花園 6月には九輪草が満開だ・・・
旧街道の面影を残す、国府町八日町教覚寺周辺 漆喰壁が美しい。旧街道の名残の松かな⁈
旧街道の面影を残す、国府町八日町教覚寺周辺…軒の雲形肘木は飛騨匠の誇りであり証し
飛騨国府には豊かな水・森・花・実りがあり、飛騨びとのくらしを穏やかに包んでくれています。
あなたが、まだ出会ったことのない飛騨国府(こくふ)へ
今を去ること千数百年前、
飛騨国府は斐陀国の中心地「国府」として栄えました。飛騨地域に息づく様々な伝統文化や民族は、この地が発祥とも言われています。
高山市国府町「亀塚古墳」取り壊しの様子
亀塚古墳
明治28年4月、国府尋常高等小学校を建てるため、亀塚古墳が一部取り壊されることになり、初めての発掘がおこなわれました。その結果、西側の石室から 鉄(てつ)鎧(よろい)・鉄兜(てつかぶと)各1、鉄剣、鉄刀各数本、鉄(てつ)鏃(ぞく)およそ50本、北側の石室から 鉾(ほこ)1本、鉄刀1本出土しました。大正7年、運動場拡張工事のため、すべて取り壊されました。
亀塚古墳から出土した甲冑の復元品
甲冑のレプリカ
兜、鎧の一式そろって出土するのは、東海地方では初めて。全国的に、数例しかない貴重なもの。
鉄の成分を分析した結果、朝鮮半島で作られたものと推定されます。
古墳から出土した甲冑は複数の人の手を経て、旧古川町教育委員会に持ち込まれ、保存処理が施されました。
その後、関係者の熱心な働きかけと旧古川町側の厚意によって旧国府町へ譲渡され、合併後高山市において三重大学名誉教授八賀晋氏の指導を受け、甲冑の復元及び複製(レプリカ)の製作が行われました。現在は、こくふ交流センターのロビーに展示されています。
亀塚古墳、4~5世紀の中国製の貴重な「き鳳鏡(きほうきょう)」
亀塚古墳、金環(きんかん)は、装身具のひとつ。環状の耳飾り(イヤリング)のなかで青銅製に金メッキを施したもの。 古墳時代から飛鳥時代にかけての古墳の副葬品として発見されることが多い。 大きいもの 径3.6cm
平瓦の1枚には、ぼく頭(頭巾)をかぶり、膝を突いた男子像と、その頭上に2人の人物の衣服の裾(すそ)からはみだした立姿の人物が描かれています。
当時の服装や生活様式がうかがえます。
岐阜県指定重要文化財(昭和31年2月24日指定)
高山市国府町 境内からの出土品の数々
数多くの古墳や石器時代の出土品をはじめ、飛騨地方唯一の国宝、安国寺経蔵などの文化財、そして宇津江四十八滝などの豊かな自然が国府を彩ります。
ここは飛騨のふるさと、
訪れるたびに懐かしさと温かさがあなたをそっと包んでくれることでしょう。
日本最古の回転式八角輪蔵
日本最古の回転式輪蔵を収めた飛騨地方唯一の国宝「安国寺経蔵」などの文化財や、大小13の滝が連なる渓谷美の「宇津江四十八滝」、神社の祭礼時に奉納される「金蔵獅子」などの魅力的な地域資源が数多くある地域です。
安国寺経蔵
飛騨唯一の国宝建造物 安国寺経蔵。
応永15年(1408年)建立された唐様素木造りの簡素な建物。
欄間は波形連子の質素なかざり日本の数少ない国宝経蔵(法隆寺経蔵、唐招提寺経蔵、安国寺経蔵)のひとつです。
経蔵内にある経本(木版一切経)を納めた八角形の輪蔵は、回転式のものとしては日本最古のものです。
八角輪蔵には、本元というお坊さんが海を渡り中国に行き、杭州大普寧寺(現在は廃寺)で元の時代につくられた経本を買い求め、3年がかりで持ち帰られた5397巻が納められていました。(現在は2208巻が残っています。)
仏を念じながら八角輪蔵を回転させると、一切経を全部読んだと同じご利益があると信じられてきました。中心の軸一本で全体のバランスを取り、ベアリングも使わず回り続ける八角輪蔵の素晴らしさは、飛騨の匠の素晴らしさでもあります。
国宝指定(明治42年4月5日・昭和38年7月1日指定)
高山市国府町「宇津江四十八滝」水しぶきを上げる増水時の三休の滝
高山市国府町「宇津江四十八滝」天女のように美しいその姿に見惚れ…滝音さえ忘れ去る
高山市国府町「宇津江四十八滝」
源流近し。落葉の小舟は時折、岩で一休みしながら人々が待つ地に命の水を運んで行く
宇津江四十八滝
全国自然100選地、岐阜県名水50選地に選定された約800㌶の県立自然公園で、渓谷沿いには大小無数の滝があり、総称して宇津江四十八滝(うつえしじゅうはちたき)といいます。急峻な谷あいを数々の滝が水煙をあげて落下するさまが四季折々楽しめます。
名づけられた13の滝のなかでも王滝は高さが18.8mあり、訪れる人を魅惑します。滝の頂上にある上平滝までは約880mあり、園内は歩きやすいよう石畳等が整備されており、所要時間は約1時間です。
標高900mの渓谷内は、ブナ、ナラ、クルミ等の大木が茂り、貴重な山野草も見られ自然観察が楽しめます。公園内はキノコ・植物・魚類採取禁止、園内の清掃協力金にご理解・ご協力ください。
滝の登り口では、レストハウスで食事もでき、無料のつえが貸し出されており、散策にはスニーカーなど歩きやすい靴をお勧めします。
また、冬季にはキーンと氷ついた滝を一目見ようと、スノーシュー等で訪れる方が増えています。ログハウスバンガローのキャンプ場や花の森山野草花園が併設されています。
金蔵獅子
金蔵獅子は、飛騨から越中にかけ各地に伝承されている郷土芸能で、例祭時に奉納されます。国府町金桶、広瀬町、上広瀬の三地区の金蔵獅子は芸術的価値が高く、地方の特色を良く伝えており県の文化財に指定されています。
金蔵獅子は、天狗面をつけた男神(金蔵)と、お福面をつけた女神(おかめ)が協力して、田畑を荒らす獅子を退治する物語が演じられます。リズミカルな太鼓と笛の中、勇壮活発な所作で舞い踊ります。
(岐阜県指定重要無形民俗文化財)
清峯寺観音堂は、文久3年(1863)に建築され大工棟梁は西田伊三郎です。高山市の吉島邸(国重文)をつくった、当時の名工です。内部には、板一枚ごとに絵画がほどこされています。
清峯寺 円空仏三体
清峯寺・円空仏(県指定重要文化財)
円空といえば、江戸時代前期に諸国を遍歴し、布教の傍らナタで削りだした仏像を多く残しています。その数12万余体といわれる。
特に飛騨地方においては、丹生川町(旧:丹生川村)千光寺を拠点に布教し約5百体の仏像が残されています。ここで紹介する国府町鶴巣にある清峯寺の仏像三体は、元禄時代に清峯寺が寺山谷の中腹にあったころ、円空上人がこの地に滞在し、桧材に一刀彫りしたものと伝えられ、円空の代表的名作といわれています。
なかでも、最高傑作といわれる千手観音は、円空の作品の中で数体しかない大変貴重なものです。さらには、等身大の大きさに驚くことでしょう。
竜頭観世音菩薩 高さ:1.7m
十一面千手観世音菩薩 高さ:1.27m
聖観世音菩薩 高さ:1.6m
岐阜県指定重要文化財(昭和34年11月16日指定)
荒城神社本殿
国指定重要文化財「荒城神社」高山市国府町宮地
本殿は室町初期の三間社流造り、柿板葺き。神社の創建は古く延期式神明帳(927年)に飛騨国内の八社のひとつとして記されています。祭神は河伯大明神、つまり川の神、水の神とされています。明徳元年(1390年)再建され、数度の修理を経ています。
国指定重要文化財(明治42年4月5日・昭和38年7月1日指定)
荒城神社舞楽面
赤面
長面
茶面
黒面
荒城神社 拝殿
荒城神社には赤面、長面、茶面、黒面の四つの木彫り面があり、土俗面ともいえるような地方的な特色をもっています。額のしわ、目の形態、鼻の造り、口角の下り方など能面の影響を受けています。
鎌倉時代、京の楽匠 多好方(おおのよしかた)は、鎌倉の鶴岡八幡宮で神楽の秘曲を奏し、源頼朝から荒城郷(あらきごう)の地頭職を与えられました。この多(おおの)氏の影響で飛騨地方に、舞楽が広まったとも伝えられています。
岐阜県指定重要文化財(昭和47年1月11日指定)
荒城神社 鉦打ち
毎年9月の第一日曜日に催行される荒城神社例祭では、神事鉦打ち・獅子舞が奉納されます。約20名の男の子らが鉦や太鼓を打ち鳴らしながら輪になり演舞します。荒城神社には、祭礼に使われた鎌倉時代や室町時代の獅子頭が保存されており、古くからこの地に獅子舞の伝統があったことを示しています。
例祭開催日9月7日
鉦打ちは、14歳くらいまでの子どもたちがおこない、二名が鉦大将として指揮に当たり、以下締め太鼓、鉦打ちとして演技します。鶏毛冠に群青色の社紋付カルサン袴、色たすきの衣装、鉦は小・中の双盤で音程が統一されています。「イーコイ」と呼び、四連打の鉦で左右に踊り、その他の鉦で下打・回転・移動をするよう工夫されたもので、荒城神社独自の楽曲です。
宮川流域各地でおこなわれる「鳥毛打ち」「カンカコカン」と同じ芸能です。
岐阜県指定重要無形民俗文化財(昭和33年4月23日指定)
補足
オススメ
和風大浴場 露天樽風呂と岩風呂など
(酒樽は杉材の板目使いであるが、浴槽では椹・高野槇・檜を使用することが多い。)
しぶきの湯 遊湯館
見どころいっぱいの観光地を楽しんだ後…[おすすめコース 御家族・恋人・健康促進・軽いウォーキング] 和風・洋風ふたつの温泉は男湯・女湯が週単位で入れ替わります! 洋風大浴場 大浴槽、水風呂、寝湯、アクションバスの4つのお風呂に、遠赤外線サウナ(乾式)、塩 サウナ(湿式)を含め計6種類の入浴をお楽しみいただけます。
問い合わせ先
飛騨国府観光株式会社
住所 高山市国府町宇津江964
料金 入浴料 大人600円 / こども(小学生のみ)400円(小学生未満無料)
岩盤浴は、別途料金30分600円~が必要です。
電話番号 0577-72-5526
次回に続く・・・
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(敬称略)
こくふ観光協会
〒509-4121 高山市国府町宇津江964
事務局:しぶきの湯 遊湯館内 電話:0577-72-5526
高山市役所
〒506-8555 岐阜県高山市花岡町2丁目18番地 電話:0577-32-3333
紅山子(こうざんし)
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
アーカイブ リンク記事をご覧ください。
寒風が吹きさらし、凍てつくような空気の中、手が悴む中での素手での作業
高山市越後町の「ゆはら染工 越後工場」にて
氷点下の世界で最盛期を迎えているのが、飛騨高山の寒ざらしで作業を行なう「飛騨染」である。ここからは、飛騨高山の伝統の「飛騨染」を紹介いたします。
飛騨染めはもち米で作った糊で下絵を描いた後、呉汁と呼ばれる大豆の搾り汁で溶いた顔料(岩絵具)を使って彩色します。
もち糊には防染、呉汁には絵具を布地に定着させる働きがあり、鮮やかではっきりとした絵柄の染めが変色しないまま何十年と持ちます。
さらに彩色した布地を真冬に屋外で寒ざらしにすることで発色が鮮やかになり、より美しい柄が再現できます。
夏は30度の室内。冬は-10度の屋外と大変な環境ですが、日本古来の製法と自然が作り出す作用によって百年以上前から受け継がれてきた信頼の品質が生まれます。
ご主人の4代目柚原博明さんと伝統の担い手5代目の雅樹さん
毎年春と秋の祭の時期はてんてこ舞い!衣装の修復や納品などで立て込みます「ギリギリになって依頼してくる神社もあるので大変です。いざ祭の準備を始めたら衣装が痛んでいた!なんて依頼もあります」150年も紺屋をやっているゆはら染工への信頼は大きく、まるで神社の駆け込み寺。大変だけど守っていかなければいけない伝統、今は息子さんが5代目を継ぎ、ご主人と共に染めの作業をしています。
高山祭の鮮やかな祭衣装
毎年多くの観光客が訪れる高山祭。屋台の見学はもちろんですが、こうした飛騨の伝統工芸に支えられる祭舞踊も本当に必見です!「カンカコカン」の闘鶏楽に迫力圧巻の獅子舞も。高山祭の衣装やのぼりは全てゆらは染工のもの。皆様も高山祭を見学される際はぜひ色鮮やかな祭衣装に注目してみてください。
飛騨高山温泉
高山グリーンホテル
平成03年 天皇皇后両陛下 行幸啓の栄を賜わる
「高山グリーンホテル」の天然温泉「天領の湯」には屋内、露天風呂共に四季を感じる数々のタイプの異なる天然温泉風呂が用意され、入浴の人たちの楽しみでもあります。
宮川に架けられた中橋の赤い欄干に白く降り積もる雪。
飛騨高山の町の「食べ歩き」や「町屋見学」は高山観光の目玉企画として大変好評です。何度訪ねても旅人たちを優しくむかえ入れ、町と人の優しさと温もりを感じさせてくれます。時を忘れていつまでも滞在したい町の一つです。
古い町並みや紅がら(近江では「べんがら」と呼ぶ)格子、小さな酒場の暖簾や赤い提灯、水道が凍るような凍てつく夜もあるけれど、私は冬の高山の夜が大好きです。歴史情緒溢れるこの街並みも、冬になると雪で白く染まり、重厚な町屋造りの建物とのコントラストが映え、より綺麗ですよ。
冬しか体験できない「酒蔵見学」や「提灯ライトアップ」も必見です! 鎹八咫烏記
ZIPANG TOKIO 2020「高山祭や神社の祭礼を彩る 飛騨高山伝統の『飛騨染』寒ざらし」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/1948304
高山祭
春の高山祭(山王祭)・秋の高山祭(八幡祭)
春の高山祭(山王祭)
秋の高山祭(八幡祭)宵祭
春の高山祭(山王祭)は日枝神社の例祭で毎年4月14日・15日に開催されます。また、秋の高山祭(八幡祭)は櫻山八幡宮の例祭で毎年10月9日・10日に開催されます。高山祭とはこのふたつをさす総称で、日本三大美祭のひとつに挙げられています。
秋の高山祭(八幡祭)
ゆっくりと古い町並みを曳き揃え「だちかん、若い衆 気いつけろや!」先輩のかけ声が響く
秋の高山祭(八幡祭)とは
毎年10月9日・10日開催
布袋台のからくり
高山を秋の彩りで染める「八幡祭」は、旧高山城下町北半分の氏神様である櫻山八幡宮の例祭です。毎年10月9日・10日になると、安川通りの北側に11台の屋台が登場。屋台が町を巡る曳き廻しや布袋台のからくり奉納などの伝統的な祭行事が楽しめます。
祭の起源は飛騨の領国大名金森氏の時代(1585年から1692年)、屋台の起こりは1718年頃といわれ、巧みな人形の動きを披露するからくり奉納や、仕掛けが施された戻し車など、匠の技が生きています。
高山祭 春の屋台勢ぞろい
高山祭 秋の屋台勢ぞろい
高山祭には動く陽明門とも称される「祭屋台」が春には12台、秋には11台曳き揃えられ、その豪華絢爛な姿を披露してくれます。また、総勢数百名におよぶ祭行列は、闘鶏楽や裃姿の警固など伝統の衣装を身にまとい、お囃子や雅楽、獅子舞に先導され祭地域をまわります。
夜になると各屋台はそれぞれ100個にもおよぶ提灯を灯し、艶やかに夜の闇を飾ります。飛騨人の意気が高まる高山祭。高山の揺るぎない誇りです。
秋の高山祭(八幡祭)宵祭 屋台を先導する獅子たちの一世一代の晴れ舞台
2023年 秋の高山祭は10月9日・10日開催です。お待ちしています。
ZIPANG-2 TOKIO 2020 ~飛騨に秋の訪れを告げる~「秋の高山祭(八幡祭)の始まり」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4973414
〜癒されるこの環境、この空間~
嗚呼 !日本の方たちが羨ましいです …いつでも好きな時に来られるなんて・・・
お寺ステイ 高山 善光寺
囲炉裏のある部屋でチビチビやりながら⁉「テレワーク」
いえいえ、竹葉(ちくよう)ですよ~そう言えば石川県の能登の酒に読み方は違いますが竹葉(ちくは)と言う銘柄があります。一度お召し上がりください・・・
お寺とテクノロジーでわくわくする空間を!をミッションに『お寺ステイ』を運営する株式会社シェアウィング(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤真衣)は、土地の歴史と魅力の染み込む「お寺」という場で仕事をする、学ぶ、という新たなライフスタイル『お寺ワーク』の国内最大となる予約サイトを開設し、6月22日より予約を開始しました。
予約できるプランは2タイプで、テレワークの場としてチェックイン前、チェックイン後にも利用できる宿泊付きのプランと、単発利用や研修プログラムとしてお寺を利用するプラン。
お寺により個人利用向き、合宿や企業の会議利用向き、家族連れワ―ケーション向きのお寺など、個性溢れるお寺がある点が大きな魅力となっています。
新型コロナウィルスの感染防止対策に伴い、本格的にテレワークの導入が進む企業が増えてきた中で、5月1日から1ヶ月の期間限定でスタートした『お寺ワーク』が好評であったことを受け、本格的に全国でサービス化を決定。
5カ所の寺院から予約を開始し、より多くの人へ「場」と学びの機会を提供。
お寺が地域の人の新たな活動の場、多拠点生活者向けの暮らしと仕事の場、働きながら遊ぶワ―ケーションの場など、日本中のお寺と新たな働き方を希望する人々を繋ぐサービスとなる予感がしてきました。
各企業のテレワーク導入が進む一方で「安心・安全な場所で仕事をしたい」「落ち着く場所で集中して仕事をしたい」「家にこもっていてストレスがたまる」などの声が寄せられたことから、5月1日より期間限定でお寺ワークを実施。
テレワークの合間にお寺ならではの体験である写仏や瞑想なども体験することができるのもお寺ワークの特徴としてあげられます。
利用者からの声としては「静かで集中できました(40代男性)」「心を落ち着かせながら仕事ができたのでとても仕事が捗りました(40代女性)」「お寺の新しい形だと思いワクワクしました(20代女性)」「天井が高く静かな空間で仕事がしやすかったです(20代男性)」「仕事の合間にお寺らしい体験ができたのがよかったです(30代女性)」と、お寺で仕事をすることへの高い満足度と評価が集まった。
お寺が次世代型のワークスペースと学びを提供し、働き方改革の先にある、ココロとカラダを整える新たな「場」になることと同時に、繋がりを生み出す「縁」の提供を目指しています。
特に、ニューノーマルな働き方を模索するこの時期に、チームの絆を深める合宿の場として、また家族との時間を大切にしながら働く「ワ―ケーション」の場として、お寺の持つ場の力をかりて特別な時間を過ごす機会として利用したい、という問い合わせが増えているのです。
高山善光寺 溢れる緑の庭を眺めながら…座禅にて心を整える
ZIPANG-4 TOKIO 2020 学べる、泊まれる、貸切りOK!「宿坊でテレワーク」全国予約スタート(1)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8585154
もう一つの高山~秘境 五色ケ原~
この森には、翅をもった体長10㎝くらいの人間の姿によく似た妖精が住んでいます。翅は透きとおり、昆虫の翅に似ています。そして月の光に当たると雌は虹色に、雄は銀色に光るのです。
飛騨地方とは、飛騨市、下呂市、高山市(現在、荘川町含む)、そして、世界遺産に指定された大野郡白川村(白川郷)一帯、即ち岐阜県北部地方のことを指しています。
地理的には、飛騨山脈の西側一体を指し、周りを険しい山に取り囲まれた盆地で、森林(山地)の占める面積が大きく 冬には雪が多い日本海側型の気候となります。
歴史的には『続日本紀』や『万葉集』にも「斐太」や「斐陀」等の記載があり、古くから木工技術が盛んで「飛騨の匠」の名は熟練職人として頂点に立ち、今尚、燦然と輝き続けています。
飛騨古川 ユネスコ無形文化遺産登録「起し太鼓(古川祭)」
日本の原風景を残す町と言われる「飛騨高山」や、白山ユネスコエコパーク「荘川エリア」、世界遺産の「白川郷の合掌造り集落」、日本三名泉の下呂温泉、ユネスコ無形文化遺産登録「起し太鼓(古川祭)」で有名な飛騨古川が含まれており、四季を通して日本各地から、また現代に至っては多くの外国人訪問客が増え続ける中、日本文化の基層に触れ、深い感銘を与える地域となって来ました。
お寺ステイへの想い
宿坊 高山 善光寺
高山善光寺 座禅
「お寺の原点を見つめ、新しい寺のあり方を模索し、お寺に元気を取り戻したい。」 このミッションを達成するためできるだけ多くの人達に仏教に触れ、お寺を身近に感じてもらいたい。
お寺の現状を知ったうえでお寺の未来を一緒に考えてもらうきっかけを提供したい… この思いから体験学習プログラム等を公開します。できるだけ多くの皆さまに「仏教を体感し、お寺を知る機会」を提供できるように願いながら・・・
高山善光寺 ご戒壇巡り 外国の方たちも怖いもの見たさか?それとも…大変な人気です!
高山善光寺には信州善光寺と同様にご戒壇巡りがあります。
高山善光寺のご戒壇巡りとは、本堂の内陣より地下回廊に入り、燈明の助けなく秘仏の御本尊様の下を巡って、「仏様の分身であるお錠前に触れる」ことによりまして、仏様と縁を結び、この世に生を受けてから今日まで犯した一切の悪業を浄化していただき、さらに極楽往生のお約束をいただく行であります。これゆえにお錠前は「洗罪極楽の鍵」と呼ばれております。
ご戒壇巡りに入ると、一寸先も見えない暗闇の中を手探りで進み、やがて御本尊様の真下に懸かる「洗罪極楽の鍵」に触れて出てきた時、最初に目にするのが出口から射し込んでいる光です。目の前にそのわずかな光を見る時、ほっと安堵の思いをいたすことでしょう。普段は感ずることのない、光のありがたさ、目の見える尊さを覚えることでしょう。
ご戒壇の中の暗闇は、無差別平等の世界をあらわしているものとされております。私たちは、日頃余計なものに眼を奪われて、ものの本質を見誤ったり、争ったり、嫉妬したり、むさぼったりして、結果は悩みに陥るのです。
ところが、暗闇の中では、私たちは種々のとらわれの心を離れ、お錠前を探し当てることに専心します。つまり、仏様の世界に入って行くことができる行なのです。
高山善光寺に参拝される皆様、是非ご戒壇巡りを体験してください。
※ 内部の高さは一番低い所で一メートル八十センチになって居ますが、それ以上のお方はご注意下さい
※ 「浄心極楽の鍵」は右側の壁、普通のお方ですと、胸の高さあたりに有ります。
高山善光寺 中庭から望む和室の数々…山吹色の灯りがとてもとても温かい
藍色の星空は心に染み入る…星の砂漠を歌いながら歩いた高山の夜が懐かしい・・・
ZIPANG-4 TOKIO 2020 ~海外から人気の山里 飛騨〜 そしてその日本文化に最も疎い私達日本人【お寺ステイ】(2)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8596146
※現在、2100件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
新サイトの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/
最新の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/
最近の記事をご覧いただけます。
ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/
250件ほどの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/
235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/
200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/
615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
0コメント