ZIPANG-7 TOKIO 2020~新1万円札の顔・渋沢栄一ゆかりの建物、約130年の時を経て甦る~旧渋沢邸「中の家(なかんち)」主屋・令和の大改修により主屋内部初公開

            【埼玉県深谷市】


    2023年8月10日(木)13時より一般公開開始


埼玉県深谷市(市長 小島進)は、「近代日本経済の父」と呼ばれ、
2024年7月発行予定の新1万円札の顔となる渋沢栄一の生誕地 築約130年の「中の家(なかんち)」を大規模改修。2023年8月10日(木)13時にリニューアルオープンをします。


「中の家」全景

今回の大規模改修は、2019年から約3年間を掛けて行われ、主屋の耐震補強工事をはじめ、漆喰による伝統的な工法で瓦屋根や壁の細部まで当時に近い形で復元されました。今回のオープンに合わせ、外からの見学のみとなっていた主屋内部を、立ち入り可能な形で一般公開します。


旧渋沢邸「中の家」主屋の見どころ

(1)【初公開】主屋内部の見学(立ち入り)が可能に

 これまで外からの見学のみとなっていた主屋内部を初めて一般に公開

(2)【世界でここだけ】渋沢栄一アンドロイド・シアター

 大阪大学 石黒浩教授の技術により誕生した80歳頃の渋沢栄一アンドロイドを公開

(3)【新たな遺構を発見】煉瓦製カマド跡

 改修工事中、床下から発見された東京駅の赤レンガ駅舎で知られる

 日本煉瓦製造の煉瓦で作られたカマド跡を公開

(4)【大河ドラマの世界観が再び】中の家セットや衣装、小道具などを展示

 大河ドラマ「青天を衝け」の劇中セット、衣装、小道具を再現


(1)【初公開】主屋内部の見学(立ち入り)が可能に

これまで、建物の耐震性が確保できなかったことから原則立ち入り禁止となっていた主屋内部を初公開します。栄一が帰郷の際に滞在した上座敷や当時蚕室として使用された2階、座敷から望む日本庭園などを見学することができます。


座敷


(2)【世界でここだけ】渋沢栄一アンドロイド・シアター

ふるさと・血洗島に帰郷してくつろいでいる、80歳頃の渋沢栄一アンドロイドが、栄一自身の少年時代や仲間たちとの思い出、フランス・パリでの出来事などを語ります。来館者は映像とともにいろいろな思い出話に耳を傾け、その世界に没入することができます。


渋沢栄一アンドロイド


渋沢栄一アンドロイドシアター


(3)【新たな遺構を発見】煉瓦製カマド跡

今回の工事において、主屋の床下から新たな遺構が複数発見され、その一つ「煉瓦製カマド跡」を現状保存し、オープンにあわせて常設公開します。カマドの煉瓦には、栄一が中心となって設立した日本煉瓦製造株式会社で作られたことを示す「上敷免製」の刻印が確認されています。


カマド跡説明文


カマド跡


(4)【大河ドラマの世界観が再び】中の家セットや衣装、小道具などを展示

大河ドラマ「青天を衝け」の放送にあわせ、市内に設置された、「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」の展示物の一部が主屋に展示されます。劇中に登場した「中の家」を再現したセットや撮影で使用された衣装、小道具などを展示します。


大河ドラマ館セット(台所)


大河ドラマ館セット(囲炉裏)


【参考】旧渋沢邸「中の家」とは

「中の家(なかんち)」という名称は、所在地が渋沢一族の家々の中で真ん中に位置していたことから、一族の中で「中の家」と呼ばれていたものです。現存する主屋は、この地方の典型的な養蚕農家の建物で、1895年に、渋沢栄一の妹夫婦によって建てられたものです。栄一は、多忙の合間にも時間をつくり、たびたび帰郷してこの家に滞在しています。東京飛鳥山の栄一の私邸は空襲によって焼失したため、この家は現在残る栄一が親しく立ち寄った数少ない場所のひとつとなります。

施設名称:旧渋沢邸「中の家(なかんち)」

施設住所:〒366-0006 埼玉県深谷市血洗島247-1

開館時間:9時~17時(最終入場:16時30分)

休館日:年末年始(12月29日~1月3日)

入場料:無料

アクセス:JR深谷駅からタクシーで約20分

駐車場:有り(大型バス可)

問い合わせ:048-587-1100 渋沢栄一記念館


主屋の改修工事の費用捻出に寄附を活用

「中の家」主屋の改修整備にかかった費用は約3億8500万円で、その費用の一部は企業や個人などからの寄附金が充てられています。また、屋根瓦の葺き替え工事では、クラウドファンディングを実施し、1400万円を超える寄附金が寄せられました。屋根瓦の裏側には寄附者の名前が記され、その屋根瓦が主屋の屋根に使われています。

大河ドラマ「青天を衝け」出演者4名の名前が記名された主屋の屋根瓦

記名された屋根瓦は実際に見学することはできませんが、深谷市からお願いして、2021年大河ドラマ「青天を衝け」の出演者4名のお名前が記された屋根瓦も主屋の屋根に使われています。今後、写真パネルを作成し展示する予定です。


記名瓦(小林優仁さんのみ本人直筆)



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使


協力(敬称略)

紅山子(こうざんし)


※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


水戸 旧徳川家松戸戸定邸表座敷棟


水戸 戸定邸 お屋敷の平面図


明治時代、戸定邸を建設しこの地に暮らした徳川昭武は、最後の将軍・徳川慶喜の実弟です。

この兄の命を受けて慶応3年(1867)、パリ万国博覧会へ将軍の名代として渡欧、ヨーロッパ各国で「プリンス・トクガワ」と呼ばれ、各国の宮廷で次期将軍候補として丁重にもてなされました。

彼は、二度のフランス留学を経験して国際的見識を深め、宮廷外交を展開した真の国際人でもありました。 1867年のパリ万国博覧会からおよそ150年の時を経て、昭武の生涯を紹介する戸定歴史館と旧宅である戸定邸の多言語対応を行ったことは、彼が体現した国際化に通じる取り組みです。 戸定邸では、建築物としての歴史的価値だけでなく戸定邸をとりまく時代背景を含めた総合的な価値を尊重しています。 


戸定歴史館

(旧徳川家松戸戸定邸/国指定重要文化財、旧徳川昭武庭園/国指定名勝を含む)

8言語で徳川家の住まいの魅力発信!


8言語パンフレット

徳川昭武は西洋に傾倒するだけにはとどまらず、自国の伝統や文化に深い理解を示し、作庭など様々な趣味にその意向を反映させました。こうした「和洋折衷」ともいえる文化人の感覚を表現すべく、平成28年3月に作成・配布しているパンフレットには日本の伝統色を用いて、格調の高さを表現しています。 


第3章 慶喜の将軍就任と改革-渋沢栄一登場

渋沢栄一は、天保11(1840)年、現在の埼玉県深谷市に生まれました。藍玉の行商も手がける裕福な農家の長男でしたが、青年時代には親戚にあたる尾高惇忠の教えを受けて「尊王攘夷」思想の下に倒幕運動に参加するなど、その行動力、才能は家業の枠にはおさまりませんでした。

一方、徳川慶喜は10歳の頃、「御三卿」のひとつ、一橋徳川家へ養子に入ります。慶喜本人は父・斉昭が政治の表舞台から追われるなどの政変もあり、順風満帆とはいかない中、家臣・平岡円四郎の勧めによって文久3(1863)年、渋沢栄一が一橋徳川家へ仕官することになりました。

慶応2(1866)年、慶喜が第15代将軍となり、渋沢も幕臣になりました。29歳の新将軍は、自ら幕府軍の改革に乗り出すとともに、打診されていた万国博覧会への参加を決定。幕府はついに海外へと視野を広げたのです。

(詳細は本文にて・・・)


ZIPANG-5 TOKIO 2020 NHK大河・必見の渋沢栄一 特別展を開催!「プリンス・トクガワ~新時代への布石」(戸定歴史館)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/14594837



新潟 旧斎藤家

国指定名勝の建物・庭園

指定の概要

新潟の豪商の齋藤喜十郎が、大正6~9年に砂丘地形を利用して造った別邸の池泉庭園。 作庭には東京の渋沢栄一邸の作庭にも関わった東京根岸の庭師が携わった。砂丘の地形・植生に基づき、地元産の石材を多用するなど、風土色を生かした庭園として重要。

なお、当施設の正式名は新潟市旧齋藤家別邸(通称:旧齋藤家別邸)ですが、文化財としての名称は旧齋藤氏別邸庭園となります。対象範囲は新潟市が所有する施設「新潟市旧齋藤家別邸」のうち西側の一部(身障者用駐車場他)を除いた範囲で、面積は4,400.30平方メートルです。主屋、茶室、土蔵、四阿などの建造物を含みます。

(詳細は本文にて・・・)


新潟旧斎藤家大座敷 紅葉


ZIPANG TOKIO 2020「庭屋一如 旧齋藤家別邸 国指定名勝の建物・庭園の見どころと北方文化博物館本館、近隣のご案内(その弐)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3635570



※現在、2100件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


新サイトの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-7 TOKIO 2020 (VOL-7)
https://tokyo2020-7.themedia.jp/


最新の記事をご覧いただけます。

ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
https://tokyo2020-6.themedia.jp/


最近の記事をご覧いただけます。

ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/


250件ほどの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
https://tokyo2020-4.themedia.jp/


235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)
https://tokyo2020-3.themedia.jp/


200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
https://tokyo2020-2.themedia.jp/


615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


ZIPANG-7 TOKIO 2020

これまでの、日本の精神文化と国土の美しさについて再発見に加えて その1. 全世界との情報の共有化 その2. 偏り、格差のないローカリティの尊重! その3. 美しきものへの学び、尊敬、関心を高める教育と推進

0コメント

  • 1000 / 1000